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08 敵襲 ページ8

!!
光の光線が真っ直ぐ私の真横を突き抜けた。

??「そんな無防備に力を使おうとするなんておバカさんなのかしら?」

白い服を身にまとった女性がくすくすと笑いながら現れた。この星では見ない服装。

??「次は外さないわ、大人しくクリスタルを抜かれて頂戴!」

手首にある金色の2つのブレスレットをカチャリと重ねた。
また光線が来る。

??「スターシリアスレーザー!!」

別方向から阻むように光線が放たれた。
視線を向けるとそこには息を切らしたファイターが立っていた。

ファイター「A!探したわよ!?」

??「チッ、邪魔者め」

彼女は姿を消した。

A「……なんで?」

ファイター「なんでって…それはアタシの台詞よ。急に居なくなったりして驚いたんだから」

駆け寄って座り込んだ私に手を差し伸べてくれるファイター。

A「大切な人探しの邪魔はしたくないって思ったの、それに」

ファイター「それに?」

A「ここまでしてくれる理由がわからないわ」

するとファイターは目をぱちくりさせてクスッと笑った。

ファイター「ごめんなさいね、思い出し笑いしちゃった」

「アナタが居ても人探しは出来るから大丈夫よ」

「アタシがAを気に掛けちゃうのは、アナタがその大切な人の幼い頃に似てるから放っておけないのよ」

夜天「せいや…ファイター!?見つかった?なんで変身してるの?」

遠くから夜天くんと大気さんが駆け寄ってくるのが見える。2人も息を切らして探してくれていたんだ。

大気「もしかして敵ですか」

ファイター「そうみたい、こんなに早く現れるだなんて」

大気「顔は見ましたか?」

ファイター「アタシは見てないけどAは見てるわ」

夜天「ボクらがキミにプリンセスの面影を重ねなきゃ、ここまで探さないんだから…」

A「プリンセス?」

大気「知らないだなんて教育係が仕事してませんね…」

ファイター「え、アタシのせい?」

大気「アナタが戦士にもプリンセスにも覚醒してない彼女を近くに置きたいと駄々こねたんでしょうが」

ファイター「駄々はこねてない…」

夜天「さ、帰ろ疲れた」

そうして私はまた話に追いつけないまま3人のお世話になることになった。

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ありさ(プロフ) - 更新楽しみにしてます! (10月1日 2時) (レス) id: 647515eb4d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:kne.hrknt(ハル) | 作成日時:2023年7月24日 22時

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