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06 アイドル ページ6

A「…マネージャーってどういうことですか?」

皆さんの近くにいるために必要な肩書き。
イマイチ私には意味がわからなかった。

星野「オレたちはこの地球でアイドルをやってるんだ」

A「アイドルって?」

星野「そこからかぁ〜」

大気「人前で歌って踊る仕事ですよ」

今夜デビューする3人。
スリーライツという無名グループの付き添いをしろと言う。

夜天「別にやりたくないなら無理にとは言わないよ」

「自分の置かれてる状況が解ってないんだなって思うだけだから」

大気「言葉が過ぎますよ」

A「やります、マネージャー」

星野「決まりだ、その方が安全だと思う」

よし、出発前に一度通そう。と星野くんが言うと2人は頷いた。
彼らはスーツを身に纏い端末を囲うように立つ。

星野「生まれたばかりの星のキミでも聞いたら解るさ」

「聴いてくれデビューシングル、“流れ星へ”」






星野「ありがとう」

聴き入ってた。

夜天「どう?赤ちゃん星」

あ、赤ちゃん……。からかわれている。

A「力強い歌声で…大勢に向けて歌ってるというより」

誰か特定の人に向けて歌っているように感じた。
思った事をそのまま伝えると3人は満足な顔をした。

夜天「赤ちゃん星に伝わってるなら、大丈夫じゃない?」

大気「そうですね」

星野「そう、オレたちはたった1人の女性を探すために地球へ来て、この歌をあの人を見つけるまで歌うんだ」

揺るぎない強い意志を感じる。
それだけ彼らにはその人が大切なんだ。
大変な中で私の面倒を見てくれるから私は早く“戦士”としての力をつけなければならない。
早く彼らから教わらないと……。

そして私と3人はテレビ局へ向かった。

A「わあ、」

見慣れない機械ばかりで目を回していると夜天くんにしっかりして!と肩を叩かれた。

大気「マネージャーらしく振舞ってください」

A「って言われても…」

星野「今から人でいっぱいになるからオレらを見失わないようにだけしてくれればいい」

こくりと頷く。
星野くんの言う通り徐々に人が増えてきて、彼らが出る歌番組のセットは人の影で埋もれて見えずらい。

??「今日はよろしくお願いいたします、って、あれ?この方は?」

関係者だろうか1人の男性が3人に話しかけてきた。

大気「この人は__」

??「ダメだよ?スキャンダルの元になるから」

歓迎されてなさそう。
仕方ないとぎゅっと手に力を込めるしか出来ない。

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ありさ(プロフ) - 更新楽しみにしてます! (10月1日 2時) (レス) id: 647515eb4d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:kne.hrknt(ハル) | 作成日時:2023年7月24日 22時

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