05 朝食 ページ5
A｢名前…、Aです｣
星野｢Aか、地球に合いそうないい名前だな｣
｢改めてだけどオレは星野光、本読んでるのが大気光で今ちょうど伸びをしたのが夜天光だ｣
不思議…みんな光がついているんだ。
星野｢まずは食べてくれ、腹が減っては何かが困るってこの星では言うみたいだしな！｣
大気｢戦は出来ぬ、です｣
星野｢そう！それ！｣
時間はあるからゆっくり食べな、と言われ私は目の前のトーストにかぶりついた。
あんなによく分からないこと、不安なことが起きたのにぐっすり寝れたのはなんでだろう。
“力”を使って疲れたから？それもあるけど…。
A｢な、なんですか？｣
考えてたら夜天くんが目の前に。
夜天｢あれから光ってない？｣
ツン…と私のリングを指さした。
A｢ええ｣
夜天｢早く自分のものにした方がいいよ｣
A｢どういうこと？｣
夜天｢もうすぐここも戦場になる…退けられる力を持っておかないと、母星のように一瞬でキミも消えたくはないだろ？｣
じゃあね、と1人で外に出て行ってしまった。
きっと彼なりの優しさに違いない。
星野くんが用意してくれた朝食を食べ終わると今度は大気さんに手招きされた。
大気｢昨晩、3人で話し合ってあなたが戦士として目覚めるまでお手伝いすることにしました｣
｢まあ、ほぼ星野のゴリ押しですが｣
人が良すぎる、とボソボソと言いながら案内されたのは服で溢れた一室。
これを着てみてください。と“制服”と言う街で何度か見た事のある服を渡された。
A｢これは…｣
大気｢十番高校の制服ですよ。なるべく我々と行動を共にして貰いますから｣
袖を通して姿鏡の前に立つ。
大気さんが言うには私はおそらく高校生の年齢。
地球の高校生は毎日この服を着て勉学に励むという。
大気｢なかなかお似合いですよ、次はこれを着てください｣
手渡されたのは地球で言うオフィスカジュアルな服数着。
大気｢学校では高校生、他の場所ではマネージャーに扮してもらいます｣
後で説明しますから！と少し強引に試着させられ、私の私服を決めた。
最後に身にまとった服でまた朝の場所に戻ると星野くんが褒めてくれた。
時計を見るとだいぶ時間が経っていて、外出していた夜天くんも帰ってきていた。
星野｢何話そうか｣
大気｢何も考えて無かったんですか？｣
星野｢考えていたさ！…なあA、何から聞きたい？｣
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ありさ(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (10月1日 2時) (
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作者名：kne.hrknt（ハル） | 作成日時：2023年7月24日 22時
