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04 ビジョン ページ4

砂のようなたくさんの光が私たちを囲んでいる。

ヒーラー「ここは宇宙。随分と地球から離れたわね」

メイカー「彼女の母星へ飛びましたから宇宙の端でしょうね」

A「ごめんなさい」

ファイター「すぐ戻れるから大丈夫よ」

あなたの星はどこ?と言われ私も見回す。
あるはずの星が見当たらない。そんなはずはないと3人は言うけど漂っているのは白い岩のようなものがゴロゴロしているだけ。

ヒーラー「完成していないの?」

ファイター「可能性はあるけど、おかしいわ」

すると落ち着いたリングがポワッと光った。
また私たちを包むと映像を見せてくれた。
そこには生まれたばかりの原始星が確かにあった。
リングと同じ光を点滅させて主を待つかのように回っていた。

瞬きした後その星は細かい白い岩と化した。

メイカー「これはあなたの星の残骸だったのね」

ヒーラー「酷い…死の星にすらならなかったなんて」

言っていることはよく分からなかったけれど、私の帰る場所がもう無いことだけは理解した。

ファイター「帰りましょう」

来る?と聞かれる。

A「え……」

ファイター「ここに居ても良いけれど、あるのは無よ」

差し伸べられた手を握ると彼女は少し微笑んだ。
私はまたリングにお願いをすると元の部屋に帰ってこれた。

A「あ…、あの」

元の姿に戻った3人が部屋を出ていく。

星野「君の星のことはまた明日教えてあげるよ。今日は疲れただろ?泊まっていくといい」

また1人になってしまった。
リングが見せてくれたものは間違いなく本当のことだろう。

A「どうなっちゃうんだろ」





気が付いたら朝になっていた。
目を擦りながら下に降りると大気さんはちらりと私を見て直ぐに本に目線を戻した。
夜天くんはヘッドホンをあてて音楽を聴いている。

星野「おはよう」

「相当疲れていたんだな」

星野くんはお前らも挨拶しろよな!と言う。

大気「先程しましたよ」

星野「大気…この星の挨拶をしろって言ってんだ」

「馴染まないと怪しまれるし、あの方見つからないぞ?」

大気「普段『よお!』を多用する星野に言われたくありませんよ」

大気さんはまた私を見て「おはようございます」と言った。

星野「夜天もだ!」

夜天「おはよー」

A「お、おはよう」

星野は私をここに座るように指示した。椅子に腰掛けると目の前にコーヒーとトーストが出てきた。

星野「そういえば名前、聞いてなかったよな?」

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ありさ(プロフ) - 更新楽しみにしてます! (10月1日 2時) (レス) id: 647515eb4d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:kne.hrknt(ハル) | 作成日時:2023年7月24日 22時

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