17 波斯菊 ページ17
すっかり元気になった私は彼らの芸能活動のサポートする傍ら高校生としての知識を叩き込んだ。
今日は空港でのイベントに参加している。
人が沢山集まる場所ならプリンセスが居る可能性が高いだろうという予想だ。
スタッフ｢そろそろスタンバイお願いします！｣
大気｢わかりました｣
星野｢じゃあ行ってくる｣
夜天｢星の輝きを感じ取るのも練習だから頑張って｣
A｢はい！｣
衝撃のデビューからまだ3ヶ月も経っていないのにファンクラブが開設された。その記念イベントで彼らはデビュー曲披露とトークをする予定になっている。
A｢私はファンに目を付けられないように芋っぽい服装を…｣
と言われても私はこの星の人間じゃないから芋っぽいがわからない。とりあえず顔見知りのスタッフさんからアドバイスされて黒縁メガネはかけてきた。
スタッフ｢凄い人だかりだ｣
A｢本当ですね｣
スタッフ｢有名事務所出身ならこの規模は解るけど、完全無名のグループのイベントでこれだけの集客はすごいよ｣
｢君のマネジメントが良かったりして？｣
A｢わ、私はとくに何も…ただの高校生ですから｣
スタッフさんと話していると黄色い声が響き渡る。
始まったみたい。
星野｢今日はスリーライツのイベントに来てくれてありがとう！｣
大気｢短い時間ですが楽しみましょう｣
夜天｢デビュー曲、流れ星へ｣
より一層ファンたちの声が響き渡る。
私は3人に出された課題【星の輝きを感じ取る練習】を始めた。
私たちセーラー戦士は普通の人々とは違うパワーがあるから簡単だと言うけど…。
A｢難しい…｣
星野｢マジ？？｣
ドン引きの眼差しを向けられる。
感じ取れても3人の輝きがどれが誰なのかわからなかった。
夜天｢これはプリンセスよりも骨が折れる｣
A｢感じ取れただけでも褒めて下さいよ…｣
大気｢それもそうですね｣
A｢大気さん〜｣
夜天｢ええ…最近の大気Aに甘くない？｣
大気｢星野と比べたらカレーの中辛にもなってませんよ｣
星野｢どういう例え方だよ…｣
休憩室で話している間に予約しておいたタクシーが空港の乗り場に着いたとスタッフさんが押してに来てくれた。
夜天｢まーだいるよ｣
帰りを狙うファンがまだ大勢いた。
スタッフさんも片付けに時間かかりそうだから頼れそうにない。
A｢私が…｣
星野｢馬鹿か無理だよお前一人じゃ｣
｢4人で強行突破するぞ｣
続く (更新停止中)
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ありさ(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (10月1日 2時) (
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作者名：kne.hrknt（ハル） | 作成日時：2023年7月24日 22時
