もう一つの流れ星【スターライツ/美少女戦士セーラームーン】 (ページ1)

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01 出会いページ1

＿＿＿さあ、目覚めなさい。

＿＿＿あなたは選ばれし星の子。

＿＿＿拡がり続ける最果ての守り人、戦士よ。

名前も知らない小さな者が私を放った。

＿
＿＿
＿＿＿

A｢……はっ｣

また変な夢を見た気味が悪い。
普段はこんなにはっきりと夢を見ないのに、この夢だけはいつも鮮明に覚えている。
夢の中の私は人の姿をしておらず、宝石の欠片のような無機質な形だ。

女性｢ねえ、あなた顔色悪いけど大丈夫？どこか痛む？｣

｢家は近く？ご両親、ご家族はいらっしゃる？｣

家？両親？家族？
私にそんなものいたかしら。…記憶にない。
公園という場所のイスに座らされる。

A｢お気になさらず…すぐ休めば大丈夫ですから｣

私は気が付いたらこの姿になっていた。
ここはどこなのかもキチンと理解してはいなかった。
今口に出した言葉さえも本当に伝わっているのかすら。

女性｢そう…これお水よ、受け取ってちょうだいね｣

ただのお節介だから、と女性は私に手渡した。

A｢ありがとう、ございます｣

ここでは何かをして貰ったら言うといい言葉を言い、私は再び目を閉じた。
気が付いたらここにいて光る恒星が5回ほど私を照らしただろうか、私はどうしてここにいるのかな。

？？｢おい、大丈夫か？｣

？？｢大丈夫じゃないでしょう｣

？？｢目立つ前に保護しちゃう？｣

眠りを妨げるようにまた声が聞こえる。
騒がしい…私は静かに動きたくないのに…。
何故か徐々にこの体を動かすのも億劫になっていた。

A｢放っておいて｣

？？｢若い年頃の女性が何日も飲まず食わずでシャワーも浴びずに居たら危ないでしょう？！｣

そして肩を掴まれた。
微かに電流のようなものがビビビっと身体に走った。

？？｢…あなた｣

｢ブレスレットは着けてない…でもこんな所に何故？｣

その電流は肩を掴んだ者も感じたようで驚いた声を出した。

？？｢星野、夜天…直ぐにタクシーを呼んでください｣

私はされるがまま乗り物に乗せられてどこかへ連れて行かれた。