【鬼滅の刃】"隠し子"と呼ばれた最強の隊士

拾肆-14- ページ15

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部屋の前まで来ると何やら騒がしい。


「5回！？5回飲むの？一日に！？
3ヶ月飲み続けるの、この薬！？
これ飲んだら飯食えないよ
すげぇ苦いんだけど
辛いんだけど
ていうか、薬飲むだけで俺の腕と足、治るわけ！？ほんと！？」



「静かにしてください〜」

あらあら、きよちゃんがお困りだわ。
可哀想に……。


「Aさん、お待たせしま…………また騒いでるのあの人……。」


『また？』


「薬の時はいつも騒いでいるんです……はぁ。」



アオイは物凄く面倒くさそうにしながら部屋へと入っていく。


「善逸……！！」


いつの間にやら目が覚めていた炭治郎は嬉しそうな、善逸を労わるような視線を向けている。


「静かになさってください！！説明は何度もしましたでしょう！
いい加減にしないと縛りますからね！」



あら、アオイの雷が落ちたね。可哀想に。



「まったく、もう……。」


アオイはスタスタと炭治郎のベッドを用意するため歩いていく。
その後ろをきよちゃんもついて行く。

一段落した所で、炭治郎がまた、善逸に声をかけている。


目の前でお互いを心配するような会話が繰り広げられる。



うーん、まぁ、元気そうだ。


伊之助は落ち込んですっかり大人しくなっているけれど。






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