【鬼滅の刃】"隠し子"と呼ばれた最強の隊士-弐-

陸拾-60- ページ12

・




儀式が始まる前に、人魚姫様とやらに顔を見せに行かないといけないらしい。


と、言うことで、
またおじいちゃんに連れられて、
巫女服を来た状態で人魚姫の部屋の前へと連れてこられた。



「間違っても失礼がないように気をつけるんだぁ。」



『わかりました。』



ここは黙って言うことを聞いておくのが正しい判断。



「さぁ、入るんだぁ。わしはここまでじゃ。」



そう言って私を部屋の中へと押し入れておじいちゃんはどっかに行ってしまった。



仕方なしに、だだっ広い和室の端っこで正座をする。




５分ぐらいたった頃だろうか。


誰かが部屋の前の扉から入ってきた。


よく見てみると、お姫様のような派手な着物姿の女の人だ。


スン……と匂いを嗅いでみると鬼の匂い。


音もよく聞いてみると鬼の音。


間違いない、こいつは鬼だ。


やっとこちらを見た女は私を見るなりﾆﾀﾘと笑った。



「お前は鬼殺隊ね。でも、稀血だから許してやろう。」



すんごい上から目線、腹立つ。


ピーしてピーしてピーしてやろうか！！(放送規制)←


と、いけない、いけない。


常に冷静でいないとね☆



『そういう貴方は鬼だね。』



「そうよ、私は鬼。あの御方様に鬼にしてもらったの。」



うっとりとした表情で自分語りをし始めたぞ、コイツ。


その話の内容は、いかに鬼が素晴らしいのか。
鬼舞辻無惨が素晴らしい人物なのか。

そして、自分は元上弦だけど、
数字を剥奪されてしまったとか。



これを40分ぐらいかけて話せるコイツ凄いな(白目)





・

陸拾壱-61-→←伍拾玖-59-

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す