喧嘩の行方 ページ31
ザワザワ
チナツ「ねぇ、ウソップ。騒がしいけど何かあったの？」
ウソップ「サンジとゾロとハルカが戦うんだと。」
チナツ「ハルカが？！」
ハルカ「武器って真剣でいいんですか？」
ゾロ「ああ。手加減なしでかかって来い。」
ハルカ「これってゾロさんVS俺とサンジさんですか？
それともゾロさんVSサンジさんVS俺ですか？」
ゾロ「後者のほうだ。」
ハルカ「よし･･･。じゃ、遠慮なくやらせてもらうんで。
えっと･･･チョッパーさん、試合開始の合図をお願いします。」
チョッパー「お、おう！えっと･･･試合･･･開始！！」
キィン！
ハルカ「･･･いきなり攻撃なんてひどいじゃないですかゾロさん。
危うく首と胴が離れるところでしたよ。」
ゾロ「その割には余裕そうだが･･･！！」
キィン
ハルカ「いやいや、これでも結構ヤバk･･･！」
シュ
ガツッ
ハルカ「不意打ちなんてひどいです、料理人サンジさん。」
サンジ「避けるとは･･･なかなかやるな。」
ハルカ「何かサンジさんとゾロさんVS俺っぽくなってる気がするんですけど･･･。」
ゾロ「無駄口叩く余裕なんてあるのかよ･･･！！」
キィンキィン
ゾロとハルカの刃がぶつかり合う。
ゾロは既に3本抜刀しているがハルカはまだ一本だけ。
しかも余裕そうなやる気のない顔をしている。
サンジも応戦するがハルカにはあまり関係なさそうだ。
ハルカ「･･･お二人共コンビネーションはなかなかのものですが･･･。」
サンジ・ゾロ「な･･･！！」
ガキィィィィン
ハルカ「隙があります。」
二人の攻撃を弾き、バランスを崩した二人の首元に服に隠し持っていたナイフを押し当てる。
ハルカ「勝負アリ･･･ですね。」
チョッパー「･･･！勝者、ハルカ！！」
ハルカ「大丈夫ですか？」
ゾロ「･･･おう。」
サンジ「イテテ･･･。」
ハルカ「！手、怪我してるじゃないですか！」
サンジ「あ？どうってことねぇよ、こんくらい。」
ハルカ「傷、見せてください。」
サンジ「･･･？」
ハルカの勢いに疑問を持ちながらもサンジは怪我をしている手を見せた。
ハルカ「･･･よかった。これくらいなら治せる･･･。」
サンジ「治せる･･･？」
ハルカ「･･･治癒魔法ヒール･･･。」
ハルカが何かをつぶやくとみるみるうちに傷は消えていった。
サンジ「スゲェ・・・。」
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作者名：黒影（元馬田はるか） | 作成日時：2014年1月12日 22時
