トリップしたのは正反対の双子とその仲間でした？！ (ページ28)

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男？女？どっちだ？byチョッパーページ28

ハルカ「ちょ、離してください。」
ゾロ「ならテメェの剣を見せろ。」
ハルカ「･･･分かりましたよ。ほら。」

ブンッ

ゾロ「うお？！投げんなよ！！」
ハルカ「･･･あのまま当たって死ねばよかったのに。」
ゾロ「丸聞こえだぞ！」
ハルカ「･･･早く剣を見なくていいんですか？」
ゾロ「チッ･･･。」

たく、何なんだよこのちびは。
こんな奴が使う剣なんざたかが知れてる。
しかし、剣を抜いたことでその考えがガラリと変わった。
磨き抜かれた刀身。
一本目の剣は白･･･というよりも半透明な刃は見るからに切れ味が良さそうだった。
二本目は黒の刃。光が反射して時折キラリと輝く。
一瞬、この剣が欲しいと思った。
･･･コイツに俺の刀を打って欲しい･･･と思った。

ゾロ「･･･随分大事にしてるんだな、この剣。」
ハルカ「ええ、まあ。それ、俺の師匠の忘れ形見ですから。」
ゾロ「･･･そうか･･･悪いことを聞いたな。」
ハルカ「別に気にしてないですよ。」
チョッパー「･･･ハルカ。」
ハルカ「はい？」
チョッパー「今聞くのもアレなんだけど･･･。」
ハルカ「？」
チョッパー「お前って本当に男か･･･？」
ハルカ「はぁ？！」
チョッパー「だって男の割には細いし、小さいし、声も高いし、小顔で童顔だし･･･。」
ゾロ「そう言われれば男には見えねぇな。」
ハルカ「お、俺は男ですよ。」
チョッパー「本当か？」
ハルカ「は、はい。」
チョッパー「そっか、変なこと言ってごめんな。」
ハルカ「い、いえ。」
ゾロ「･･･。」