トリップしたのは正反対の双子とその仲間でした？！ (ページ17)

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完成だ！！byウソップページ17

ハルカ「いいですか、狙撃手ウソップさん。この剣を直すためには二つ、条件がいるんです。」
ウソップ「条件？」
ハルカ「一つは器となるための道具。これはもうすでにこのペンダントがその役目を
　果たしています。二つ目は･･･風の魔力をこの剣に宿すこと。」
ウソップ「風の魔力？」
ハルカ「はい。世界には水、土、火、雷、無･･･そして光と闇･･･があると言われています。
　それを人の手で無理やり発生させるのが魔法。０から１を作り出す力だとでも
　思ってください。」
ウソップ「そんな力、使える奴いるのか？」
ハルカ「俺が･･･使えます。俺は水と風と氷と闇の魔道士ですから。」
ウソップ「おいおい、マジかよ･･･。」
ハルカ「マジです。さあ、打ち始めますよ。俺は風の魔力を宿すのに集中しますので、
　こっちは頼みますよ。」
ウソップ「おう！任せとけ！！」

キィーンキィーン

鍛冶場に金属を叩く音がこだまする。
これなら･･･行ける･･･！！

ハルカ「風魔法ウイング！！」
ウソップ「スゲェ･･･。」

ゆっくり･･･時間をかけて･･･風と剣を一つにするように･･･。

ウソップ「お、おい！！剣が光りだしたぞ！！」
ハルカ「大丈夫です！そのまま続けてください！」
ウソップ「お、おう！」

キィーンキィーン

ハルカ「あともう少しです！」
ウソップ「了解！！」

あともう少し･･･あと少しで完璧に魔法の力が剣に宿る･･･。
･･･今だ！！
俺は魔力を全開にし、剣にぶつけた。
突風が鍛冶場の中で巻き起こる。

ウソップ「な、なんだ？！」
ハルカ「ウソップさん、剣を水で冷やして！！」
ウソップ「わかった!!」

ジュウ～

ハルカ「･･･。」
ウソップ「か、完成か？」
ハルカ「はい。これで完璧に完成です！」
ウソップ「やったな！」
ハルカ「はい！狙撃手ウソップさんのおかげです。ありがとうございました。」
ウソップ「気にすんな！俺らは仲間なんだからな！」
ハルカ「･･･仲間･･･あ、麦わら帽子のルフィさんのところ、行ったほうがいいですかね？」
ウソップ「そうした方がいいかもな。アイツ、飯の時も『ハルカが剣を打ってんだ！！』
　とか叫んでたぜ？」
ハルカ「･･･とりあえず行ってきます。」
ウソップ「おう、行ってきな！」