居場所２【HQ 】【稲荷崎 】

8日目 ページ31

昨日楽しかったなぁ

神奈川(向こう)の話いっぱい聞いた


また電話したい


母今度はそっちの話聞かしてね


夜きたっぽいな

気づかなかった


Aうん!



角「はよ」


『おはー』


角「なんか機嫌いいね」


『実はさ、昨日母さんと電話した！』


角「よかったじゃん」

だろ！


『でしょでsy「おい」

左肩を掴まれて引かれた

『うわっ』

力つよ

だれ？



角「なんの用？」

角名めっちゃ嫌そうじゃん


及「ちょっとこの子と話したいなって☆」

やだぁ

この状態じゃ録音の設定できない



角「ここじゃあダメなんですか？」


『…ここがいいです』


及「うん、すぐ終わるからさ」

えぇ

絶対やだ


及「写真、忘れてないよね？」ﾎﾞｿｯ


『っ！』

最悪すぎ

まずい


『わかりました、廊下行きましょ』


角「……」

角名ごめん


……今顔に出なかったよね？









『なんですか？』

今は録音できてない

なるべく穏便に済まさないと


及「よく俺らにタメ口言えたね」

顔は笑ってるけど目が笑ってない


てかそっちが悪い


『すみませんでした』


及「悪いと思ってる？」

あれ



及川さんってこんなに圧すごかったっけ


『思ってます』


及「へぇ＿＿＿＿＿＿」

胸ぐらを掴まれる


そして





『っ！ぁ』







壁に叩きつけられた



痛い



背中ズキズキする


立てるかな



及「なんで人虐めたのに普通に過ごせんの？罪悪感とかないわけ？」



『……ぅ』


力入んない

やばい



早く立たなきゃ



及「涙目になって、痛かった？でもそれ以上の事君はしたんだよ？」


だから


『……ぃ…私は、やってない』


及「まだ認めないの？」

及川さんの手が伸びてくる



やだ






怖い






『…やだ…』


及「なーんてねっ☆」

パッと手を離して食堂に歩いて行った



『はぁ…はぁ』

痛かった



怖かった





侑「こんなとこに座って何してん？」


『あつむ……』

泣くな

顔に出すな



『ちょっと手貸して。転んだ』


侑「ﾊｯ、だっさ」


『はっ倒すぞ』


侑「しゃあないから手ぇ貸したるわ」


『わぁ侑くん優しー』

侑の手を取って立ち上がる



『っ！？』

まって痛い



侑「…大丈夫なん？」


『ん、いける』

バレたらだめだ


侑「ほな、朝飯食べいこや」


『だね』




角「大丈夫？」


『大して何もなかったよ』


角「ほんと？」


『まじまじ』

ありがと角名

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