居場所２【HQ 】【稲荷崎】 (ページ23)

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目、泳いでる

赤「じゃあ、俺もう戻りますね」

相沢(この人)、Aに何言ったんだ？

相「Aちゃん、酷いよね」

赤「…そうでしょうか？」

明日聞いてみるか

てかノート忘れてってるし

相「あのさ」

赤「どーしました？」

相「私達同い年だし、よければ敬語外してほしい」

……別にいいか

赤「ん、いーよ」

相「ありがと！」

彼女は笑顔で答えた

赤「じゃあ俺、部屋戻るから」

相「うん、また明日」

部屋に向けて廊下を歩く

そして俺は木兎さんとの会話を思い出した

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赤「木兎さん」

兎「？なんだ？」

赤「……虐めの事、どう思いますか？」

俺はAがやるとは思えない……思いたくない

それにAは落ち着いていた

兎「そうだなぁ……

少なくとも俺はAがやったとは思えねぇ」

赤「です……よね」

よかった。俺と同じ考えの人いた

兎「だって相沢？だっけか、そいつ

＿＿＿＿＿＿あん時笑ってただろ？」

え？

赤「そうなんですか？」

兎「あかーし気づかなかったの？あん時一瞬、

小さく笑ってたよ」

全然気づかなかった

……木兎さんはときどき普段の様子とは考えられない様なことを言う

誰も気づかない一瞬を見てる時がある

この人が笑ってるとこ(それ)を見たなら……たぶん見間違いとかじゃない

兎「だから俺は、Aと今まで通りに話すし練習も誘う！」

そう明るく言った

赤「俺もですよ」

兎「じゃああかーし！トス上げてくれ！」

赤「…わかりました」

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梟谷(ここ)でのAの味方は、俺と木兎さん…だと思う

木葉さん達はたぶん………中立だ

兎「おっ、あかーし帰ってきた！」

木「よー、てかそのノートどした？」

赤「Aのです。忘れてたみたいで」

兎「じゃあ明日届けてやれな！」

赤「もちろんです」