居場所２【HQ 】【稲荷崎】 (ページ13)

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北「Aの話聞かずに片方だ

けで判断するのはおかしいやろ」

及「でも！」

北「仮にその話が本当やとしても関係ない第三

者の自分が手を出すのは間違えとるで。

＿＿＿＿で、それは本当なんか？相沢さん」

相沢さんを見る北さんの目は

とても冷たかった

相「本当、です。怖くて言えませんでした。タ
オルの時も、前のがフラッシュバックしちゃ
って……」

北「…とにかく手、離し」

及「……ﾁｯ」

及川さんが乱暴に手を離す

……苦しかった

『…ねぇ、それマジで言ってんの？』

一昨日までなら焦ってた

でも今私は冷静だ

大丈夫

相「本当のことじゃん！いつもいつも無視したり、ドリンク作らせたり、カッターで脅してきたり……ほんとに怖かったんだよ！」

そして泣く

カッターとか…あなたがやったんじゃん

相「……やっと、…転校してっ、もうあ…会わないって思ったのに…なんで、なんでよぉっ」

騒ぎを聞き付けた他のチームの人達

マネージャー

青城が

私を見る

治「…お前ほんまにええ加減にせえや」

『治、私はだいじょーぶ』

そして私は相沢さんを見る

『じゃあどうして一昨日、夜ご飯呼びに来なかったの？』

黒「…たしかにな」

夜「何？だからあんな遅かったの？」

黒「あぁ」

相「……それは…Aちゃんが怖くて…」

あー

『何それ。私が怖いから、選手に声かけなった
の？あのまま気づかなかったらご飯食べられな
かった選手もいたってことだよ？』

相「……」

『相沢さんこの前言ってたよね。“選手を支える
のがマネージャー”って。…じゃあ聞くけどさ、
相沢さんは今選手を支えてんの？』

後半は少し震えてしまった

この人にここまで言ったことがなかったから

相「っうるさい！私は怖いの！またされるの
が！」

ヒステリックに叫び散らす

及「雪菜ちゃん、大丈夫だから。大丈夫。」

岩「次何かしたら

＿＿どうなっても知らねえぞ」

『…ご勝手に』

私は何もしない

前も、これからも

角「嘘に嘘重ねて楽しい？」

角名が相沢さんを煽る

相「私こそ分からないです。＿＿なんであなた
達はこの人の味方をするんですか？」

侑「…せやなぁ、“ホンモノ”を知っとるからか
な」

その言葉が

とても心強い