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会社員を装ってスーツを纏う
不審に思われないようにと、一応考えたつもり
定時間近の訪問も、仕事の邪魔にならないようにと思ってのこと






私は海さんが働いていた会社に来ている



エレベーターの横に貼ってあったフロア案内を見て目的の社名を探す
4階なんだ









エレベーターが開いてすぐ目に入った受付の女性に思い切って尋ねた





「すみません、小笠原海さんに取り次いで頂きたいのですが...」

「小笠原海ですね、少々お待ちください」








しばらくするとパソコンを操作する女性の目の色が変わった
え、どうしたんだろう



「あの...」

「申し訳ございません、小笠原海は当社におりませんが...」

「へぇっ?」







何で?!と思った瞬間、「現在無職」と笑った海さんの言葉が思い出された


あ......





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設定タグ:超特急 , カイ , 小笠原海   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:きぃた | 作成日時:2018年3月6日 11時

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