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4-side K ページ17
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穏やかに彼女のことを語る同僚を見て、不意にあの子を思い出す
...何故
「難しい顔、してんね」
「まあね、」
「迷い中?そういえば転職先見つかった?」
「見つかったというか、誘いはかかってる」
「誘われてんの?!流石かよ」
稜雅は会社で唯一、俺の葛藤を知っている
「まーなんて言うの?海はポテンシャルめちゃくちゃ高いから勿体ねぇよあんな会社」
働いてる俺が言うのもなんだけどさ、って笑う稜雅の余裕が羨ましい
...俺、最近羨ましがってばっかじゃん
カッコ悪
「...就活が大変だとさ、人って変わるよな」
「俺は感じたことないけど、従兄弟がかなり苦労してたな
知り合いが?」
「知り合いっていうか、」
知り合い以下ってなんだろう
通りすがり?偶然2回見かけた人?
「...さては女だなぁ?」
「ちっ、げぇよ!いつも行く店にたまたまいた人!」
間違ってはない
でもこの罪悪感
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作者名:きぃた | 作成日時:2018年3月6日 11時