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何も言わないでただ私の頭に手を置くこの人はどんな顔をしてるんだろう





見てみたいけど、耐えられなくなりそうで顔は上げられなかった









「...大丈夫」

「っ」

「こんなに頑張ってるじゃん
それってすげーことだよ」





もっと甘やかしていいんだよって優しい声で言われるから、ほんの少しだけ涙が流れた






なんとか我慢できたのは、きっと私のプライド


まだ泣いちゃダメな気がして







.







「意外と涙脆くないんだね」

「我慢しました」

「しなくていいのに」

「こんなところで泣き喚いて海さんに迷惑かけられません」

「ははっ 強気だね」









少しだけでも気持ちの整理ができたことで見えてきた







辛そうなのは海さんも同じだよ


その笑顔剥がしたら、どれだけ苦しんでるか見えてしまいそう





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設定タグ:超特急 , カイ , 小笠原海   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:きぃた | 作成日時:2018年3月6日 11時

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