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23-side K ページ46
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入り口を抜けた俺の目に飛び込んできたのは、
「キャラメルマキアート…」
おすすめ、とメニューに大きくポップに取りあげられたそれ
そういえばあの子、飲んでたな
あの時すごく美味しそうにしてたから気になって好きなのか聞いた_______
「好きなの?キャラメル」
「わかります?大好物です、だから断食してました」
「だから、なの?」
「本懐を遂げたら解禁しようと思って」
「ははっ、言い方。じゃあ"本懐"は内定のことかな」
「当たりです。ふふ」
_______
つい口元が緩んだ自分にハッとした
こんな、飲み物だけで思い出して笑えるなんて…
これから大丈夫なんだろうか
「お客様?ご注文は…」
「…あーすみません、アイスコーヒーで」
ブラックの苦味で全部忘れてしまえばいいのに
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作者名:きぃた | 作成日時:2018年3月6日 11時