貴方に会える日を。 (ページ35)

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34話ページ35

空助side

空「A、寝ちゃった・・・」

鳥「早いっすね。」

斉『疲れたんだろ。』

貴「お兄・・ちゃん。くうすけ・・・

おにいちゃん・・・・」

相「愛されてんねー。」

ちがう。愛されてるとか

そんなんじゃなくて、

貴「おにいちゃん。

やだ・・・。くうすけ・・・っ。」

空「A。A、

お兄ちゃんはここにいるよ。

大丈夫。」

貴「くうすけ・・。」

空「A、起きて。A！」

貴「うぁ・・・。」

起きたAは、夢か。

というように。

よかった。というように。

僕が生きてる。と再確認するように

僕を抱きしめた。

よしよし。

空「どんな夢みたの？」

貴「お兄ちゃんが、空助が死んじゃう夢。

空助は死なないよね？」

空「っ。」

貴「ずっと一緒にいてくれるよね？

ずっとAのお兄ちゃんでいてくれるよね。

''お兄ちゃん''」

お兄ちゃん。

その言葉を言われるたび罪悪感に襲われる。

お兄ちゃん。

僕はいつかAに言わないといけない。

ちゃんと伝えなきゃいけないのに、

貴「何か言ってよ！お兄ちゃん！」

空「っ～～。」

斉『やめろ。今、こいつが何に傷ついてるか知ってるか？』

貴「そんなの知るわけないじゃん！

それより、お兄ちゃんが死んじゃうかも知んないんだよ！？」

斉『今のこいつを殺してるのは自分だぞ。』

ー自分で、こいつを殺してるのに気づけよ。ー