貴方に会える日を。 (ページ33)

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32話ページ33

相「うはー！気持ちい！」

貴「私も入るー！あっ、お兄ちゃん。髪、結んでくれない？」

空「こっちきて。あとで、僕の髪も結んでくれない？

簡単にでいいからさ。」

貴「わかった。」

お兄ちゃん、手先器用だからね。

ちっちゃい頃もずっとお兄ちゃんが結んでくれたから、

まだツインテールもままならないって言う・・・。

空「はい。おっけー。」

貴「後ろ向いて。」

お兄ちゃんの髪、サラサラだよなー。

そんな事を思いながら低い位置で髪を結んでいく。

貴「できましたよ。」

空「ありがとう。A。」

貴「こちらこそ。」

ちゃぷん。

貴「はー。気持ちい。」

斉『あっちでざわざわしてるぞ。』

貴「あー、おば様がた？

お兄ちゃん結構マダムキラーでさ。

お年寄りに人気があるんだー。」

そんな事を話していると、

相「Aに質問でーす！！」

貴「なに？」

相「楠雄の事、どう思ってる？」

貴「斉木くんは・・・」

空「誰か呼んだ～？」

貴「お前じゃない！」

わかってて言ってるんだろうけど・・・

貴「斉木くんのことは、好きだよ。

友達として。」

もしかしたら、

もしかしたら私は・・・