貴方に会える日を。 (ページ28)

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27話ページ28

「お姫様になった気分！」

「もうちょっとAが大きくなったら、

またここに来よう。」

「もう十分Aは、おっきいよ！！！！」

「んーおっきいけど、他の子より、精神年齢は

低い気がする。」

「ほんとー？」

崖のそばにある大きい塔。

そこから見た夜景は

街が自分のものになったみたいで。

すっごく綺麗で。

ーまたここに来よう。ー

貴「塔。」

空「へ？」

貴「空助。塔にいこ。夜。

照橋さんも。一緒。に。ね？」

空「塔・・。」

貴「忘れたって言ったら殴るよ？」

じゃ、空助だけ、現地集合って事で。

というと、家に足を進める。

もう十分大人になったよ。

前の自分と比べたら別人でしょ？

あの景色をもう一度見たい。

山の上の崖のそばにある大きな塔。

もう誰が所有してるかもわからなくて、

立ち入り禁止になってたっけな。

確か、あそこで死んだ人が多くいたとか。

そんなの、どうでもいいよ。

超能力者にかかればね。

さて。お兄ちゃんは覚えてるかな？