21話 ページ22
家に着くなり、
駄菓子屋!?!?
とか、本当のお兄ちゃんじゃ無いって、どういうことだ?
とか。まぁ、一つ一つ言いますか。
海「まず、本当のお兄ちゃんじゃ無いって・・・。」
貴「正式には、斉木くんのお兄ちゃんだよ。
私が小さい時から知ってるから、親しみを込めて
お兄ちゃんって言ってるだけ。で、家が駄菓子屋の件は、
お母さんも、お父さんも死んじゃったから。
ここのおばぁちゃんに引き取ってもらってるんだ。」
そ、そうなのか・・・
と、申し訳なさそうに言ってくる。
貴「お兄ちゃんは・・空助はね、自慢のお兄ちゃんなんだ。
家で、名前を呼んでくれることがどれだけ幸せか。
大切なものは、なくなってから気づいちゃう。
そうなる前に、気づいて欲しい。」
海「俺が・・・今日は俺が、鈴美の兄ちゃんの代わりになる
って言うのは・・ダメか?」
貴「(ぎゅ)なってくれんの?」
海「ああ。今日はAのお兄ちゃんだ。」
きっと貴方たちが思ってるほど、
私はきれいじゃ無いよ。
黒いところを知っても、お兄ちゃんは
私を守るっていってくれた。
海藤くんは、
こんな私でも、受け入れてくれるのかな。
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まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年10月21日 10時) (レス) id: e347cff417 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:採奈 栗 | 作成日時:2018年10月21日 10時