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18. ページ18

side_you






「は?!田中樹?!?!」





樹が居候だということを伝えただけなのに…




同じクラスの友だちの優子には樹のことを話しておこうと思ったのだが…言わない方が良かったかな?





「なに?その反応…知ってるの?」


優子「知ってるも何も…そうか、Aは松村くん一途だもんね…」



なぜに北斗くんが出てくる??




優子「あのね、田中樹と松村くんはうちの学校の2トップなの」



「つーとっぷ?」


優子「そう。真面目で誠実そうな松村北斗派か、
チャラくて遊んでそうな田中樹派か…
女子の間でこれが話題にならないことはないってくらいよ?」



「へー…」



初めて聞いた…

てか、私の彼氏はそんな話題に使われているのか……



なんか複雑。






「優子はどっち派なの?」


優子「え?それ聞いちゃうの??」


「あんま興味はないけど…いちお」


優子「なによそれ…、でもまぁ強いて言うなら……田中樹派かな」



「ふーん」





本当にどうでもいい会話だった。








………








放課後、北斗くんを呼びに2組に向かう。



ドアを開けようとした時、



「うわぁ!」



タイミング悪く、中から誰か出てきてぶつかってしまった。





「わりぃ!…って、Aじゃん」



それは、樹だった。



「なーんだ、樹か」


樹「なんだってなんだよ…、なんの用?」


「北斗くん」


樹「あー、北斗ね……。ほくとー!A来たよー!!」




樹は振り返って北斗くんを呼んでくれた。




北斗「今行くー!」




樹「…デート?」


「一緒に帰るだけだよ」


樹「ふーん」



ニヤニヤする樹…少し、きもちわるい。



樹「あ、俺、今日晩飯いらないっておばさんに伝えてて」


「なんで?」


樹「デート」


「あっそ…門限、8時ね」



と、少し意地悪を言ってみた。



樹「まじか、りょーかい」



冗談のつもりだったけど、まぁいいか。




北斗「お待たせ」



「じゃあ、またあとで」



樹「おう」




樹と別れて北斗くんと2人。








樹と一緒にいたせいか北斗くんがより一層、大人びて見える。








.

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設定タグ:SixTONES , 松村北斗 , 田中樹   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:さいか | 作成日時:2018年10月1日 22時

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