烏に裏切られた少女は猫に救われました

３１個めの話 ページ35

合宿当日・・・


梟谷さんを含む何校かは場所を知っているので


案内は必要ないけど


烏野は初めてだから


案内が必要らしく


黒尾さんと海さんで向かえにいくらしい・・・


猫又「おーい、大沢」


貴方「はい、監督」


猫又「悪いが、お前も烏野さんを迎えに行ってやってくれんか？

　 あちらには女子マネがいるから女子部屋のほうを案内してくれ」


怖い・・・


そんな思いが表情にも出ていたのかな・・・


猫又「戦うと決めたなら、いきなさい、大丈夫、お前一人じゃない」


そうだ・・・


私は戦うと決めた


貴方「わかりました、いってきます」


私はそう答えて


すでに先に行った黒尾さんたちを追いかけた









黒尾「なぁ、怖いんだろ、無理して一緒に行かなくてもいいんだぞ」


海「梟谷や森然にも女子マネいるんだから」


貴方「わかってます・・・でも、戦うって決めたから」


黒尾「・・・そうか、ほら、烏野さんのお出ましだ」


たしかに、黒尾さんが指差すほうには


烏野乗って来たバス・・・


体が、急に震え


血がなくなるのを感じた


貴方「・・・黒尾さん、海さん・・・不安なので袖握ってもいいですか」


黒尾「どーぞー」


海「いいよ」


貴方「ありがとう・・・ございます・・・」


私は二人の洋服の袖をぎゅっと強く握った


大丈夫・・・


一人じゃない・・・


みんながいる・・・


立ち向かえる

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