１３話 初めての笑顔 ページ14
貴方「改。」
改「何だ?」
貴方「今日の部活、出られないって言っておいてくれ。」
改「いいけど…何しに行くんだ?」
貴方「父親に…会いに行くんだ。」
改「…?わかった…気をつけろよ。」
貴方「あぁ、ありがとう。」
世宇子中サッカー部
貴方「すみません、影山零冶さん…いらっしゃいますか。」
照美「え、あぁ…今、呼んできます。」
数分後、影山総帥がやってきた。
影山「今更何の用だ、A。」
貴方「今日は、話にきたんだ。…『お父さん』。」
総帥はとても驚いていた。
影山「何を言っているんだ…私の子は昔に誘拐されていて…行方不明で…ずっと見つかっていなくて…。」
貴方「そう。私は昔、誘拐されたんだ。そのあと、施設の前に置き去りにされていったけどな。そこで育てられて、黒崎家に引き取られたが、その家族は交通事故で亡くなった。」
影山「そうだったのか…じゃあ…私は実の娘の右目を奪ったのか…?」
貴方「…そういうことになるな。」
影山「…すまなかった…すまなかった…A…。」
貴方「もういい。左目があるから平気だ。」
影山「…A、帝国に…私と一緒に戻ろう。」
貴方「…え?」
影山「もう、サッカーを汚すのはやめる…。父さんと一緒に暮らそう。」
貴方「…一日…考えさせてくれ。」
影山「あぁ、すぐに決めろとは言わん。これが電話番号。決まったら電話してくれ。」
貴方「了解した。」
影山「それと…もう、Aには、ポーカーフェイスは、必要ないのかもしれないな。」
貴方「え?」
影山「Aには…いろんな表情を見せてほしいんだ。表情は、時には人の心を暖かくしてくれたりするものなんだよ。表情だけで気持ちが伝わることもある。」
貴方「…わかった。ありがとう、父さん。」
そう言って、私は自然と笑顔になった。初めてだったから、うまく笑えたかわからないけど…、父さんは、私の笑顔をみて、微笑んでくれたんだ。
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円堂 守
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ゆな - 改かっこいい〜 (2015年7月22日 14時) (
レス) id: 0c49344047 (このIDを非表示/違反報告)
六花 - 梓さん» 貴方が作者ですか？えっとセリフとかは行間を開けると読みやすくなり、人気も上がりますよ。面白かったです！ (2014年2月18日 9時) (レス) id: 4f5564ba64 (このIDを非表示/違反報告)
梓(プロフ) - 翔>小説やめるんだ。…うん、今までありがとう。 (2010年8月2日 7時) (レス) id: 898c408496 (このIDを非表示/違反報告)
梓(プロフ) - 杏>ごめんまた間違えた↓うん、ありがとう♪ (2010年8月2日 7時) (レス) id: 898c408496 (このIDを非表示/違反報告)
梓(プロフ) - 杏>うん、 (2010年8月2日 7時) (レス) id: 898c408496 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梓
