#51☆ ページ6
*
先程の、赤く染まった夕焼け空は
暗闇へ消え、代わりのお月様が顔を出す。
もくもくと湯気が立ち昇り、香ばしい香りが鼻を突く。
と、同時に何だか心を締め付ける
皆の、笑い声ーー……。
楽しそうで、幸せそうで、
そんな響きある笑い声が私の心を
孤独感で埋め尽くしていく
・
・
貴方「……ん……?」
……だーれだ。
温かい手が私の瞳を包む。
……あぁ……温かい………温かいよ………。
貴方「……フフ、晴矢……でしょ?」
晴矢「……なんでわかっちまうんだよー。」
つまんねぇなーと
ちょっと口を尖らす晴矢が可愛くて……
とか、言ったら……
へんな考えを、頭をブンブンと振って消した。
そんな私を冷めた目で晴矢が見てたのはいうまでもない。
晴矢「カレー! うまそうだぞ!」
行こうぜ!
無邪気に自分の手を私に差し出して笑う晴矢。
……なんでかな……。
いつもならその笑顔に心臓が脈打つのに
今は、心臓が締め付けられちゃうよ
ねぇ……あと何回、
その笑顔を見れるの?
……あと何回、
その手を握って、抱きしめて……。
“ 好きだよ ” って云えるのーー…?
晴矢「……まだ、具合悪りぃのか?」
なかなか、手を握らない私に首をかしげて顔を覗き込む。
貴方「…っ、ううん!
もう、ぜんぜっん! 平気だよ!
…ありがとう!」
行こうとキミの手を握った。
お、おうなんて、言ってる晴矢の顔が赤いのを見逃した私は
晴矢の誘導で、夜ご飯のテーブルの椅子につく。
……もちろん……隣はキミで。
+++
1ヶ月も更新放置してすみません(´・ω・`)
しかもこのクオリティ。
飛び降りようかしら、本当に。
>さらちゃん
いつもいつも迷惑ばっかでごめんね(´・ω・`)
11人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
涼野Ina(プロフ) - すごく良かったです!これからの更新も楽しみにしてます! (2015年3月30日 16時) (レス) id: 555e100d74 (このIDを非表示/違反報告)
夢野璃乃(プロフ) - 晴風京蘭@陣ちゃん愛し隊((さん» 返事が遅れてごめんなさいっ!汗ありがとうございます!!2人で頑張っていくのでこれからも応援よろしくお願いします! (2014年8月31日 22時) (レス) id: c940d0ec15 (このIDを非表示/違反報告)
晴風京蘭@陣ちゃん愛し隊(((プロフ) - 初コメ失礼します! めちゃくちゃ続きが楽しみです(*´▽`*) 頑張って下さい!! (2014年4月13日 17時) (レス) id: 183f320f8e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:夢野 璃乃&方程式サラダ | 作者ホームページ:http://s.ameblo.jp/rino8028/
作成日時:2014年3月25日 18時