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いわゆるお姫様抱っこってやつで、驚いて今吉君を見ると思ってた以上に顔が近くにあった。
なぜわざわざこのようなことをするのか、一瞬にして聞くのを忘れてしまうほど羞恥の方が勝ってしまった。
せめてここがどこなのかは把握しておきたい。
今見えている範囲で周りを確認してみると、近くにパソコン室があった。
じゃあここは東校舎の3階かな。
夢中過ぎて自分が階段を使っていた事さえ分かってなかった。
貴『それで、どこに行くつもり？』
今「Aはどこの方がええと思う？」
どこがいいと言われても安全な場所がないならどこも勧められないし、提案出来ない。
今「あっ、ちょい待ってな」
そう言って突然走り出す今吉君。
走る時は走ると一言言ってほしい。
そうじゃないと舌を噛んでしまう恐れがあるからね？
一体何を見つけたのだろうか？と、不思議に思っていると向かう先に見た事ある後ろ姿が3人。
「あ！月城さんと今吉さん！」
あれ？
君は後ろを向いてるのになぜわかったんだ？
貴『和成…』
和成だけでなく、そこには赤司君と火神君もいた。
今「なんや3人今からどこ行こう思ってんの？」
赤「【5-2】の教室です。あと家庭科室の鍵も持ってはいるんですが先にそちらにと。…ところで月城さんはまた怪我をしたんですか？」
今「そういうわけやないけど、さっきバケモンに追いかけられとってな」
と、簡単に説明を始める今吉君。
何か大切な事を忘れてるよ。
大切な事について何も触れられないので、私から提示する事にした。
貴『今吉君、そろそろ降そうか』
今「ええで？気にせんでも」
貴『大いに気にする。むしろ降ろしてほしい』
抱き心地良かったのに、なんてすごいことを言い出したので降ろしてもらって、すぐに和成の後ろに回って盾にした。
そんなやり取りに苦笑いをしながら和成が尋ねてきた。
高「それでAさん、傷の方は大丈夫なんですか？」
貴『それほど無茶はしてないから大丈夫だよ、ありがとう』
多少は無茶するだろうけど、ジッとなんて出来ない。
火「あんま無茶すんなよ？いざって時は担いでやるよ」
貴『えっ、担ぐつもりなの？』
火「怪我してるしその方がいいだろ」
当たり前だし、何言ってんのお前？みたいな目でこちらを見るな。
こっちが何言ってんのお前？って感じだよ。
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サイガ(プロフ) - 睡-ｽｲ-さん» コメントありがとうございます。頑張って修正しますのでお楽しみにお待ちいただければと思います。 (2019年11月7日 22時) (
レス) id: 9c794300d7 (このIDを非表示/違反報告)
睡-ｽｲ- - サイガ様の脱出シリーズ、書作の更新時からずっと楽しく拝見させていただいてます！修正などって大変ですよね、再構成から入りますし…ゆっくり、サイガ様のペースで構いませんので更新、完成を楽しみにしています！！ (2019年11月7日 11時) (レス) id: 471e0d1ff2 (このIDを非表示/違反報告)
サイガ(プロフ) - LiLiToさん» コメントありがとうございます。今修正を行っているため鍵付きにしております。 (2019年10月4日 7時) (レス) id: 9c794300d7 (このIDを非表示/違反報告)
LiLiTo(プロフ) - この作品の２と３が鍵付きなのですが解除パスってないのでしょうか？ (2019年10月3日 5時) (レス) id: 41e08bc415 (このIDを非表示/違反報告)
CHIHO(プロフ) - 全然大丈夫です！ゆるりと気長に待ってます！！ (2019年8月30日 9時) (レス) id: 6e1910104e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サイガ
| 作成日時：2015年7月20日 22時
