44 ページ45
みんながどこにいるかわからない状態って大変だ。
早く合流が出来ればいいのだけど…。
そういえば、古橋君以外3年だ。
学年がみんなと違うから気軽には話しかけにくくて、古橋君はずっと黙ったままなのかな？
それとも元々そういう性格ってこともあるけど古橋君はなんだか後者のような…。
貴『古橋君もチームの人が連れていかれたんだよね？』
少し気になったので、隣を歩いていたから声をかけてみた。
古「ああ、だが山崎なら問題ないだろう」
福「あいつ強いのか？」
古「…呆れるほどビビりだ」
それって大丈夫じゃないと思うのは私だけだろうか。
今「まあ、花宮に鍛えられとるやろ。大丈夫なんちゃう？」
はなみや？メンタルを鍛える人がいるのだろうか？
今「まあある意味メンタル鍛える奴やな」
私、彼と会話してないよね？
なんで会話が成立しているのだろう？
貴『…声に出てた？』
今「顔に書いとる」
読心術でも心得ているんじゃないか？
なるべく読み取られないように古橋君を盾にした。
すると古橋君はまた無言無表情で私の頭を撫でた。
私、君より年上じゃなかったかな？
でもあまり嫌ではない。
嫌ならもちろん振り払っているし、黛を盾にしている。
古「花宮は霧崎バスケ部のキャプテンであり監督だ」
貴『学生なのに監督してるってこと？』
今「まあ、花宮は特殊やねん」
貴『その花宮さんもここにいるの？』
福「いないぜ。ちなみに花宮は2年だからAの年下だ」
そういえば古橋君が呼び捨てにしてるし同期、もしくは1年って分かるか。
それにしても赤司君は1年なのにキャプテンやってるし、花宮君って人はキャプテンも監督もやってて、なんだか同じ人間とは思えないくらい頭が良い、天才なんだろうな。
貴『そういえば、霧崎は古橋君と山崎君？の2人だったよね』
黛「ああ。バスケは1チーム5人でプレイするのは知ってるよな？」
バスケのルールはぼんやりとしかわかってないけど5対5の試合でやるのは知ってる。
私は小さく頷く。
貴『…そっか、どの学校も5人揃ってないんだね』
まだ見つかってないだけでどこかにいるのだろうか？
それとも各学校の生徒5人ずつ揃うわけではないのだろうか？
今「せやで」
少し離れた場所にいた今吉君がこちらの話に入ってきた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 105人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
サイガ(プロフ) - 睡-ｽｲ-さん» コメントありがとうございます。頑張って修正しますのでお楽しみにお待ちいただければと思います。 (2019年11月7日 22時) (
レス) id: 9c794300d7 (このIDを非表示/違反報告)
睡-ｽｲ- - サイガ様の脱出シリーズ、書作の更新時からずっと楽しく拝見させていただいてます！修正などって大変ですよね、再構成から入りますし…ゆっくり、サイガ様のペースで構いませんので更新、完成を楽しみにしています！！ (2019年11月7日 11時) (レス) id: 471e0d1ff2 (このIDを非表示/違反報告)
サイガ(プロフ) - LiLiToさん» コメントありがとうございます。今修正を行っているため鍵付きにしております。 (2019年10月4日 7時) (レス) id: 9c794300d7 (このIDを非表示/違反報告)
LiLiTo(プロフ) - この作品の２と３が鍵付きなのですが解除パスってないのでしょうか？ (2019年10月3日 5時) (レス) id: 41e08bc415 (このIDを非表示/違反報告)
CHIHO(プロフ) - 全然大丈夫です！ゆるりと気長に待ってます！！ (2019年8月30日 9時) (レス) id: 6e1910104e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：サイガ
| 作成日時：2015年7月20日 22時
