soda ○ 28 ページ29
走って 、倒されて
また立ち上がって 、懸命にボールを追って
初めて、こんなに隆平だけのことを目で追ってる。
こんなにかっこよかったんだ。
こんなに強かったんだ。
村「マル！上がれ！」
村上先輩の言葉で、隆平は一気に加速する。
隆平の俊足で相手チームを振り払い
目の前にはボールと、ゴールキーパーと
“ ゴール ” だけ__________
○ ・ ○
「おつかれ、」
私はゴール前で体操座りをする隆平に、サイダーを差し出す。
「いらない？」
丸「……」
「…今日の隆平、すっごくかっこよかったよ。
本当に本当にかっこよかったよ」
『 4-0 』
結果はうちらの勝ち。
村上先輩や大倉、亮、渋谷先輩が笑顔で喜ぶ中
隆平だけが笑ってなかった。
丸「俺入れられんかった…っ」
隆平は泣いてるのか、
顔を一向に上げずに声を震わせた。
丸「…入れても入れられなくても、Aは手に入らんと思ってたで。
Aは、信ちゃんに一途やもん」
でも、と隆平は続ける。
丸「入れられへんと、資格ない思ったねん。
Aのこと好きでいる資格」
「隆平…」
丸「ずっと想ってたいねん…」
どうしたらいいか分からない、
なんて思う間も無く
私は真っ先に隆平を抱きしめてた。
丸「…A、あかんて。勘違いしてしま…」
「隆平はいまこうして欲しいんでしょ？」
ごめんね
私は貴方の気持ちにこたえられないけど
でも、大好きだよ、隆平 。
丸「んへへ、ご褒美やんな」
隆平はゆっくり笑って、涙を拭いた。
( 好きになってよかった )
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 723人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「関ジャニ∞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
やすだしょうた。 - クマのTシャツツボりました(笑)夜中の3時終わり位に1人で笑ってましたw (2015年8月16日 2時) (
レス) id: b1d95e9871 (このIDを非表示/違反報告)
渋倉すば義(プロフ) - マルちゃんが、可愛いすぎます。こっちまで照れちゃいました。無理せず頑張って更新して下さい。応援しています。 (2014年7月29日 8時) (レス) id: 0afa9cbec9 (このIDを非表示/違反報告)
ほーか∞ - この話凄く面白いです！続き凄く気になります！更新待ってます！ (2014年7月23日 2時) (レス) id: 4dde7bc4bd (このIDを非表示/違反報告)
らぶまる - この作品めっちゃ面白いです！更新楽しみにしてます(*^_^*) (2014年6月16日 8時) (レス) id: 32fda722a3 (このIDを非表示/違反報告)
まや - 横山くん…！ かっこよすぎです！ (2014年6月15日 23時) (携帯から) (レス) id: bb30b326dd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：優菜
| 作成日時：2014年5月2日 22時
