自分で掴む（改) (ページ9)

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エ「ノーマン…」

荷台の中には先ほどまで笑っていたコニーの死体があった

胸には独特の花が刺されている

「誰かいるのか」

エ・ノ「「！」」

私達は急いで車の下へ潜り込む

ガチャ

「オイ今声がしなかったか？」

「気のせいだろ」

「チッ、ノラ猫なら捕まえて食ったのに」

「ゲッ…お前猫なんて食うのかよ」

車の下からそっと見てみると、目が縦に二つ並んでいて、仮面をし、手足が異様に長い何かがいた

———なに？

そいつらはコニーをつまみあげ、謎の缶の中に入れる

「旨そうだなぁ。やっぱり人間の肉が一番だ

何！？何なの！？

コイツらがコニーを！？

何だ

食べる？

人間を？

人型の

怪物

まるで

ノ「ﾎﾞｿ食人鬼(おに)…」

———鬼！？

ママはこれを…ママは！？ママは無事！！？

「くそッ、指の先だけでもダメかなァ」

「馬鹿。大事な商品(・・)だぞ。俺達如きに手の届く代物じゃない。この農園の人肉は、
　全部金持ち向けの高級品なんだぜ」

農園？

人肉？

———”肉”？

———嘘

私達はずっと食べられるために生きてきたの？

ガチャ

「儀程(グプナ)は？」

「大方終わりました」

「また6歳(・・・・)…此の所並(・)の出荷が続いている＿＿＿が、ようやく上物(・・)以上を”収穫”できるな。
　そろそろこのフルスコア(・・・・)４匹も”摘めるよう仕上げておけ」

？「はい———

イ「畏まりました」

「特に74194＊は丁重にな。この一族は格別に旨い……そしてその能力を引き継いだものだ。
　最上級の品、くれぐれも傷をつけるようなことがないように。
　物資(エサ)は倉庫の中だ。次も(・・)頼むぞ」

イ「無論、お任せください」

「車を出せ」

「！、いや、待て。何か臭う」

鬼の親玉は車の下を覗き込む

ガッ、ズシャァ

ノ「エマ！」

エ「ハァ…ハァ…「鬼」はッ……想像上の生き物で……みんなは…里親に……」

———「出荷」？

———「農園」？

エ「ママは…いつもの優しい…ママだよね…荷台のあの子…コニー…じゃなかったよね？」

ノ「……あれはコニーだった」

エ「……うっ…うあぁぁぁああ…！！｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡」

少し落ち着き施設(ハウス)に戻る

レ「おかえり。どうだった？」

ノ「間に合わなかった」

レ「(手ぶら？)」