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その点では本当に”問題ない”んでしょう
ここで私も手を貸しておけばイザベラに恩を売れて、私の出世は確定する
いつかは”ママの座”!
———でも、これチャンスなんじゃナイ?
“ママの座”はわずか、そう簡単に空きは出ない…そして私が
つまり、従順な
ステキね
私がここのママになる!
決めたわ
“標的”は捕らえて
一刻も早く見つけなきゃ☆
ーエマsideー
見つけなきゃ発信器!!
でもない!”傷”なんてどこにもない!!
キャ「?」
そんな…ここまで全くないなんて…どうしよう…
発信器なんて埋められていないの?
エ「………………」
いやそんなはずはない
発信器は確かにある。じゃなきゃ
「拠点」から来たばかりのこの子に、何の痕跡もないのは逆におかしい
エ「(何か見落としがあるはず…)」
諦めちゃダメ
みんなで一緒に逃げるんだ!!
考えろ
ノーマンやレイならちゃんと考える…
観察、分析
手術痕がないならそれだけサイズが小さいってこと
____レ「敵の立場で考えてみ」
敵の立場…敵…農園…ママ…
あ
発信器っていくら鬼でも食べないよね
じゃあ出荷の時とか取り除くはず
なら
どこだ、考えろ
考えれば必ず———!
ギ「エマ、あやすの上手いよね…すごいなぁ…もうキャロル懐いてる…エマ…私ね…エマに聞きたいことが
あるの。
あの日…あの夜…っ」
Aが
『ボソ エマ。見つかった?』
エ「ボソ それが…まったく…」
『ボソ 一つ気になってたんさけどさ、昔ママが赤ちゃんの採血痕だって言ってたやつ——』
エ「!!」
そうだ!確か、そういえば!
バッ
ギ「?、エマ?」
キャロルの耳の裏を見ると、赤く腫れている
ギ「あれ?何それ?虫刺され?」
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作者名:ゆっきーぷ | 作成日時:2022年10月23日 15時