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7話 頼んだぞ ページ28

ベビーベッドはママの寝室(へや)に9台

1〜2歳の最年少9人がママとともに寝起きしている

そのママの寝室(へや)で毎晩、最年少(かれら)の着替えや、入浴の手伝いが許されるのは
なぜか(・・・)年長の女子のみ



____ノ「僕らじゃ通常近づけないし、無理に近づいても不自然だ」

エ「(・・))」



コンコン

ガチャ…



___レ「発信器は見つけて壊す。でなけりゃ脱走は不可能。全員で逃げるならなおさらだ。
  ———頼んだぞ、エマ、A」

『分かった!』



私達が見つける

末妹(キャロル)から発信器の手がかりを…!




———一方、ノーマン達は…———



シャーッ



ノーマンとレイは夕食の後片付けをしていた



ノ「なじんでるね」

レ「ああ、なじんでる。
  発信器はもちろん、「全員で連れ出す方法」も考えねぇとな」

ノ「うん…」

レ「あの大人二人を出し抜くにしたって、単に目眩ましゃいいって問題じゃない」

ノ「それね」



鬼へ通報(・・)させてはいけない!



ノ「鬼は必ず近くにいる。財である家畜(ぼくら)、まして”高級品”を放置して離れるわけがない。
  何よりマズイのは、鬼への通報」



———ゆえに、脱獄初動であの化物に追われること



レ「阻止する方法は一つ、ママとシスターを———」



レイはフォークを突き刺す真似をした



ク「( ◠ ‿ ◠ )」

レ「……」

ノ「……」

ク「レイとノーマンね」

レ・ノ「「…はい」」

ク「テスト満点(フルスコア)なんですってね」

レ・ノ「「…はい」」

ク「すごいわ。よろしくね、仲良くしましょう(^^)」



シスターは笑顔で二人に手を差し出し、二人も渋々握手をする



………



そしてどこかに去る



レ「聞かれたか?」

ノ「いや大丈夫、ちゃんと黙った。
  それよりレイ、ひょっとしてママ……」


ク「(穏やか…)」



とても秘密が漏れたとは思えない

これがイザベラの子供達……



ク「………」



なるほどね♡


いやまさか、あの”イザベラ先輩”が、こんな凡ミス(・・・)やらかすなんて

しかも上に報告もせずミスの事実をもみ消そうとしている

これは重大な規則違反!!


とはいえ”先輩(イザベラ)”の優秀さはあっち(・・・)でさんざん聞かされてきた

彼女が言うなら”標的”は絶対に逃げられない(・・・・・・・・・)

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作者名:ゆっきーぷ | 作成日時:2022年10月23日 15時

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