まさに王道のシチュエーション ページ3
赤血球(3803)side
ガヤガヤ・・・
肺炎球菌の襲来から、幾日がたった。
あー、あの日以来平和だな〜
赤「はい!こちら酸素です!」
細胞「ありがとー。いつもご苦労さん」
いつも通り、酸素を持って走り回る。
、
赤「えーと、次は二酸化炭素を肺に・・・って、ここどこだろう?」
ええ、っと。
私は今確か、右腕にいたはず・・・
赤「静脈にそって行くのは分かるけど・・・あれ?肺って北?それとも南??」
混乱して、目線を地図に向けたまま歩いていると
ドスっ!
赤「あっ!?」
?「っ!」
誰かにぶつかってしまった。
赤「す、すみません!!前を見て歩いていなく、て・・・」
衝撃で尻餅をついてしまった私はあわてて体を起こし、上を見上げると
・
?「・・・」
真っ白な姿が目に入った。
その真っ白な人は、私を見下ろすような格好で、私を覆う影をつくるように平然とつったっている。
赤「(白血球さん、かな?)」
でも、私が知ってる白血球さんの服装と似ているようで全く違う。
真っ白いジャージで、肩から腕にかけての辺りには水色のラインが伸びている。
ズボンはいいブランドもののような灰色のやつをはいている。
、
・・・あれ?返事がない。
こ、これは相当怒って!?
赤「あ、あの・・・本当にすみませんでした!お詫びなら今度・・・」
?「・・・いいよ。別に。」
赤「へ?」
?「君は、怪我してない?・・・俺なら大丈夫」
スッ
赤「うぇ!?」
するといきなり屈んで、手を伸ばしてきた。
?「・・・俺も、ぼぉーっとしてたから。お互い様。」
赤「あ、ありがとうございます!」
伸ばされた手に私の手を重ねる。
よいしょ、
そういって彼は私を引っ張りあげる。
赤「ありがとうございま・・・」
そして私より高い位置にある顔を見上げた。
.
銀色の髪を揺らす、怖いほど整った
顔。
時が止まったようだった。
ーーーーーーーーーー
おまけ
?「・・・?」
赤「ボー」
▽赤血球はまだ6731(A)のことを見つめている。
?「えっと、・・・!?」
▽6731は、見つめられていたことに気づく!
赤「ポー」
?「・・・あ、あの」
▽6731は混乱し始める。
?「ツンツン・・・」
赤「ハッ!?」
▽6731のつんつんで正気に戻った。
赤「す、すみませんんんんっ!」
?「?・・・いえいえ」
▽赤血球の顔が赤くなっていった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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はる - 一生童貞の変態ホワイトまりも野郎が出てた!(クプラさん) (2020年5月11日 0時) (レス) id: e814e05207 (このIDを非表示/違反報告)
ふてんにぶおんぷ(プロフ) - 最俺最推しさん» くっ…こいつ、直接脳内にッ!!ロキ上がってましたね!やっぱ最高ですね。 (2019年1月21日 21時) (レス) id: 7ca422baae (このIDを非表示/違反報告)
最俺最推し - 僕は美しい! (2019年1月19日 14時) (レス) id: f78cecde0f (このIDを非表示/違反報告)
ふてんにぶおんぷ(プロフ) - あんこもちさん» 分かりました!!そういって頂けるとやる気がでます!o(`・∀・´)oガンバリマス (2018年10月3日 17時) (レス) id: 7ca422baae (このIDを非表示/違反報告)
あんこもち - 更新頑張れ! (2018年10月3日 17時) (レス) id: 209354e5c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふてんにぶおんぷ | 作成日時:2018年8月16日 14時