「■■■■■の仲間」 ページ17
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その男達はエレベーターで地下に降りていた。
1人は色素の薄い髪色をした男。きちんとした身なりで、彼はオパールの瞳をしていた。
一方、もう1人はオパールの男とは真逆だった。緑色のフードや長い茶色の前髪で顔が隠れ、前髪の隙間から除くペリドットの瞳が鋭く光っている。
「…おぉ、戻ったか。エーミール、ゾム」
「えぇ、お待たせしてしまいすみません」
「いや、大丈夫だ。何かあったのか？」
「まぁ、少し、政府の人間に絡まれて」
「……何？政府の人間だと？」
そこには金髪の男がいた。彼はエーミールとゾムを見つけると、彼らの元へ近寄る。
「えぇ、恐らく腕章からして第3師団の副団長だとは思うんやけど、私が政府にいた時には見たことがない人でしたね」
「俺も知らんな。あんな目隠ししとってあの強さの男、１回見たら忘れるわけないわ」
「……目隠し…なるほど、あの男の可能性が高いな」
「？知ってるんですか？」
「いや、一方的にだがな。ほら、前に話したやろ。マガイモノの一味が立てこもったビルを木っ端微塵に破壊した男がいたと。恐らくそいつと同一人物だ」
あぁ、とゾムとエーミールは思い出す。
「他に何か、その男について気付いたことはないか？」
「…そういえばあいつの左腕、多分義手やで」
「え？」
「エミさんの撃った弾丸が1発、あいつの左肩に命中してん。やけど、血は出てなかった。それに、神経貫いたはずなのに痛がる顔すら見せへんかったから」
「義手の戦闘員か。お前達から逃れられたということだけでも素晴らしいが、ふむ、そいつは中々腕の立つ男らしいな」
「あと、俺の顔を掴もうとしとったな」
「顔を？」
「おん、ガシッとな。まぁ、エミさんがそいつ狙撃してくれたから大事にはならへんかったけど、多分なんかしらの攻撃を仕掛けようとしとったんとちゃう？」
「…恐らく、奴のOriginal型だな」
「…あぁ、確か水を操って弾丸にするっていう…」
「？やけど、雨なんか降ってなかったし、周りに水なんかなかったで？」
3人は頭を捻った。確かにゾムの言う通り、あの付近には川もなければ湖もない。雨さえ降っていなかった。
金髪の男はまた口を開く。
「………どうやら、我々の脅威になりそうな存在がまだ政府にいるようだな」
「えぇ、そうですね。少し調べる必要がありそうです。少なくとも、たった5年で副団長に出世する人物なんて相当な実力者に変わりはありませんから」
「あぁ、俺から情報収集が得意なあいつに依頼をしとく。お前達もできる限りでいい、奴の素性を探ってくれ」
「「了解」」
彼らの返事を聞いた後、金髪の男はさっきまで座っていた椅子に座り直す。
彼の瞳は赤かった。
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灰月蓮也(プロフ) - 最終的に兄弟対決になってフィラが負けて「これで革命は終わりだ｡､､､ありがとう｡お兄ちゃん」って言って死んでくれたら僕が嬉しい｡性癖に刺さる｡大好きです｡ (2022年9月1日 21時) (
レス) @page5 id: c79d198a7a (このIDを非表示/違反報告)
AINAIN819(プロフ) - 続編ありがとうございます！！内容が深く面白くめちゃくちゃ好きです！これからも頑張ってください！ (2022年8月27日 9時) (レス) @page5 id: 774cbd6690 (このIDを非表示/違反報告)
しきれさん(プロフ) - 続きだ…！！めっちゃ嬉しいです！更新頑張ってください！！！！ (2022年8月25日 23時) (レス) @page5 id: bb34574bf7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あまやみ。 | 作成日時：2022年8月25日 10時
