28-1 (真面目な話) ページ28
『私は、真面目な話がしたい…かな。』
何の事を言っているのかは一切分からないけど、それでも真面目って言うくらいなんだからしっかりした話をするんだと思う。
sho「真面目な話…か。 じゃあ、落ち着いて聞いてな。」
落ち着いて…何か荒ぶるような要素でもあるのだろうか。
sho「実はな、俺らのこの耳と尻尾を消す為にな、必要な物があるねん。」
そう言ったシャオちゃんの目はしっかりと私を捉えていて、目が離せなかった。
そして、聞くしか無かった。
『それは、一体…』
sho「それがな、A。 お前からのキスやねん。」
…えっ?
『えええええ?! ちょっと待ってどゆこと?!』
訳が分からないよ?
sho「ちょ、落ち着けって。」
『分かった落ち着いた。 質問良いですか?』
sho「ん?」
本当は落ち着いてないけど、今は冷静にならないといけない場面だ。本当に。
『それは、私の…キ、キスじゃなきゃ駄目なの?』
私のじゃなくてもいいなんて事では無いのだろうか。
というかそれだと、その話からすると、シャオちゃんもシッマもその方法しか無いみたいな言い方…
待って待って、私生まれてこの方そういうキスとかいうものは縁すら無かったんですが?
それなのに急にイケメン成人男性二人とキスしろって言うんですか?
無茶じゃないですか?
sho「Aのキスじゃなきゃあかんねんで。」
追い打ち食らいました。
sho「せやからさ、シッマなんて放置でええから、俺とキスしてくれへん?」
なんて、唐突に放たれた言葉。
sho「キス…したいんや。」
なんて言いながら迫ってくるシャオちゃん。
私のキスが強制にしては、意欲的すぎじゃないか?
嫌々感が無く感じる…
普通、私なんかとのキスなんて強制されたら嫌だろうに。
私の頬に手を添え、「ええ?」なんて首を傾げて聞くシャオちゃん。
良いなんて一言も返してないのに、近付いてくる影。
勢いよく目を瞑った。
…何も、当たらない?
恐る恐る目を開けてみれば、目の前にシャオちゃんは居なく、入り口の方でシャオちゃんとシッマが二人で大きな声で言い合いをしている様だった。
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にゃんす(プロフ) - 苺の風さん» コメの通知って滅多に来ないので何かと思ったら予想外の内容に笑ってしまいましたw 今学校の方が忙しくて作業ができなくて放置してしまってますが、もう少ししたら更新再開するつもりなので、あと少しお待ちください!コメントありがとうございます! (2018年10月12日 18時) (レス) id: 5e19280e9c (このIDを非表示/違反報告)
苺の風 - 「そこで、終わるんや無いわー!!」と、スマホ投げつけてしまいそうになりました。 (2018年10月12日 7時) (レス) id: 90e2a8bc54 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんす(プロフ) - 侑己さん» 狂犬組良きですよね!!! そんな嬉しいお言葉、頂いちゃってもよろしいのかしら…と思ってしまうくらい嬉しいです! 体の心配まで…!私は元気です!なのでバンバン執筆作業しますね!頑張ります!!! (2018年8月2日 23時) (レス) id: 472d2d3dda (このIDを非表示/違反報告)
侑己(プロフ) - 狂犬組が大好きなのでこの小説が読めてとても嬉しいです!!!!体に気をつけて更新頑張って下さい!!!!! (2018年8月2日 22時) (レス) id: 8ab33c6196 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんす(プロフ) - 侑己さん» ああああ!コメントめっちゃ嬉しいです!!!しかも嬉しいお言葉まで!ありがとうございます!!!更新頑張ります!!!!!(久々のコメントにテンションが上がってうるさくてすみません…w) (2018年8月2日 22時) (レス) id: 472d2d3dda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にゃんす | 作成日時:2018年7月26日 3時