tn ページ29
甘えたいなんて急に言い出すトンちの手が、私の頬に触れた。凄く熱い。
私は何故か払いのけないでいた。別に嫌な気はしていないから。
でも、このままだったらもしかしたら何か変な事が起こるかもしれない…等と考えるえっちな脳みそをしている私はもう駄目なのかもしれない
このまま布団に引きずりこまれて…こう…あぁもうやめよう！ これは考えたら駄目なやつだ。
私は冷静に考えた。結論としては特に何もわからなかった。なら、聞くしかない。
『私に、甘えたい？…なら、どうして普段は甘えられないって思ってるの？』
誰も甘えるななんて言ってない。トンちが甘えてるところなんて見たことも無かったけど。
自分で抱え込んでは自分で解決する有能。むしろ甘えられる側とさえ思う。
そう聞いても答えは帰ってこず、布団から出てきたトンちにゆっくりと抱き締められた。
「他人に迷惑なんて掛けられへんやん？」
そう言うトンちの体は凄く熱い。抱き締めてくるトンちの熱さに耐えきれずもがこうとしたが、耳元に掛かるトンちの少し荒い息を聞くと突き放せずにいて。
何も言い出す気にならなくて、そのままの静寂をゆっくり感じる。
抱き締め返していいのだろうか…そんな事を考えていると、トンちの体重が重くのしかかってきて床に倒れこむ。
何事かとトンちを見ると、寝息をたてている…あの、これぇ…起きれないんですけど…
しかし起こすのも忍びないと思う…うん、どうしようか
少し体を押してはみるものの、びくともしない。起こすしか無いか
『おーいトンち？起きて、どいてー』
少し体をゆさりながらそう言うと、トンちは目覚めたのか体を起こした。
『良かったー トンち、起こしてごめん。どいてもらえるかな？』
声に気付きこちらを見たトンちは今まで以上に顔を赤くして焦りながらどいてくれた。DTとか言ってたっけ…
『トンち、抱き着いたまま寝ちゃったからびっくりしちゃった』
ト「えっ…と、俺変な事なんにもしてへんよね？ほんまにすまん！重かったやろ」
変な事…どれが彼の言う変な事に入るのかはわからないが、思い出すだけ恥ずかしい事ばかりなので何も言わない事にした。
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鹿野ユズナ(プロフ) - 良かったです！私も読み返した時とか、これからも気づいたらまたコメントさせていただきます！更新、無理せず頑張ってください。続き楽しみにまったり待ってます…！では、Arrivederci…♪ (2018年5月4日 0時) (
レス) id: f48090b258 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんす(プロフ) - 鹿野ユズナさん» 一か所は見つけて修正しました！もう一か所はまた時間のある時にゆっくり探しますね。 わざわざご指摘ありがとうございます。 もしまた入力ガバありましたら教えていただけると幸いです。 (2018年5月3日 18時) (レス) id: 5e19280e9c (このIDを非表示/違反報告)
鹿野ユズナ(プロフ) - 大先生のセリフ、夢主ちゃんを呼ぶ時に2回｢名前ちゃん｣ってなってますよ。話数は忘れてしまいましたが…。正確には｢(名前)ちゃん｣ですよね、？ (2018年5月3日 17時) (レス) id: f48090b258 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にゃんす | 作成日時：2018年3月28日 0時
