二日目夜 - 森林(視点：鬱) ページ14
やっと血が溜まった。
出口へ向かう二人は意識すれば会わんし、トンちとも手分けして探すフリをしていれば別方向に行くはずで会わない。
しかし…ロボロと連絡を取るために少し離れた場所に居ったら三人の姿を見失うって、俺は馬鹿か。
これ後で絶対怪しまれる気ぃすんねんけど…
ロボロとの連携は取れて、片方黒バレしたとは言え二人ともまだ生きとる。
あのまま行けば結構いい感じで、もしかしたら全滅狙えたかもしれんのに…さっきロボロにもその事話したらちょっと怒られたしなぁ
rbr「大先生…聞いてる？」
ut「あ、すまんロボロ…通信悪いみたいで…」
自分の行動を悔やんでいたとは言え、それを言ってもまた怒られるだけやろ。 ここは適当にそれっぽい嘘吐いとけばいいんや。
ここ森林やし、電波くらいたまに悪くなるやろ
rbr「んで、作戦は」
ガサッ
ut「！？ ロボロ…静かに」
rbr「ど、どないしたん？」
物音、というか草の揺れた音の正体は
ut「トンちが居った。しかも結構近くに。 そういえばさっきヒューズボックスの横素通りしたから、多分そこを目標に動いてるんやと思う」
rbr「まだ離れなさそう？」
ut「…坂道に苦戦してるっぽい」
ちょっと覗いてて、また楽な体制に戻そうと少し動いた時、偶然後ろに茂みがあり、見事にガサガサッという音を立ててしまう
tn「誰か居るんか…？」
辺りをきょろきょろしているトンち…
これは、今ここで俺の姿がばれる方が危険なのではという考えが頭を過る
貯まっていた力(血)を体中に巡らせ、先程のロボロと同じ、醜い姿…テラーになった。
この姿になると、つい唸り声が抑えられなくなってしまう。
ついでにチャンスやとも思った。
暗い場所を上手い具合に進んでいく
またガサッという音を立ててしまったが、その音に気付き振り返るトンちはもう遅い。
ほぼゼロ距離まで詰まった間合い。 テラーの弱点のカメラを持っている様子の無いトンち。
ガブリとトンちを一噛みすれば、数秒したらその場で変身が解ける。
ここに来るまではずっと一緒に仲良くやってきたメンバーの最後くらいは看取ってもいいかと思って目の前に倒れるトンちを見下ろした。
tn「だ、い…先生やったんか…」
ut「後ろには気を付けんとあかんで？ トンち」
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暖房(プロフ) - rb推しさん» そこは多分ご都合主義ですかね、ハハッ( (2021年12月25日 7時) (
レス) id: 4623ffac52 (このIDを非表示/違反報告)
rb推し - 解毒剤自分には使えなかった気が…けど小説自体はすごく良くて泣けました（ ; ; ） (2021年1月27日 23時) (レス) id: 8bc84a2f4c (このIDを非表示/違反報告)
名無しの権兵衛 - すごく良かったです！！！普通に泣きました！！！すっごく泣きました！！！！ (2021年1月24日 14時) (レス) id: 07db5d7b39 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんす(プロフ) - アヤカさん» ありがとうございます！嬉しいお言葉です〜！ちょっとこのままでは終わり切れないと思い別エンドを用意しちゃいました^^コメント本当にありがとうございます！いえいえ、あと少しですがよろしくお願いします^^ (2018年7月11日 18時) (レス) id: 5e19280e9c (このIDを非表示/違反報告)
アヤカ(プロフ) - この作品凄く大好きです！とうとう完結しちゃったかぁ…と思ったら別エンドあると聞いてめっちゃ嬉しくて思わずコメントしてしまいました！ありがとうございます！！ (2018年7月11日 8時) (レス) id: 1ee17f27fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にゃんす | 作成日時：2018年6月23日 3時
