二日目夜 - 森林(視点：ゾム) ページ13
トントンは一言わかったと残し、ヒューズを探しに行った。
俺らは、まだどこにあるかわからん出口に向かって歩いていく。
歩けると言い張るAを無理やりお姫様抱っこをし、林の中の薄暗い道を下っていく
たまに遠くで聞こえる、さっきのロボロと同じ唸り声が遠くから小さく聞こえるたびに、Aの体が震えているのを感じた。
ここは俺がなんとかしてやらなと思うんやけど、肝心の掛ける言葉が見つからんくて…
こういう場面に慣れてへんせいで何も言えへん自分に腹が立った。 けど、今は冷静にただ出口へと行くことを考えんといけん。
Aがどれだけ辛くても、トントンがもし戻ってこなくても、ロボロがもうロボロじゃないとしても、俺らは脱出せなあかんと思っとる。
何か軽い話題をAに振ろうかとも考えたけど、良さげな話題は一切出ず…ただ歩みを進めるのみ。
Aも何も言おうとはしない。
そのまま、静かな中で出口へとひたすら歩みを進めていった
ヒューズがはまった音がする。
あと十数秒でまたこの空間にガスが充満しだす
半ば適当に進んでいたにも関わらず、すぐに出口から出られた。
にしてもここは…何かの施設？
さっきは廃病院から森へと変わった。 次は一体どんな場所に来てしまったのだろうか
所々ある窓らしきものから外を覗けば、雪が降り積もつ一面真っ白の世界。 北極だろうか…
まぁとりあえず、トントンの帰りを待とうか。
あと、忘れてたけど大先生も。 あいつ知らん間に居なくなっててんなぁ
それと、ロボロが来ないように見張っておかんと…
またAが噛まれるんはこりごりや。
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暖房(プロフ) - rb推しさん» そこは多分ご都合主義ですかね、ハハッ( (2021年12月25日 7時) (
レス) id: 4623ffac52 (このIDを非表示/違反報告)
rb推し - 解毒剤自分には使えなかった気が…けど小説自体はすごく良くて泣けました（ ; ; ） (2021年1月27日 23時) (レス) id: 8bc84a2f4c (このIDを非表示/違反報告)
名無しの権兵衛 - すごく良かったです！！！普通に泣きました！！！すっごく泣きました！！！！ (2021年1月24日 14時) (レス) id: 07db5d7b39 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんす(プロフ) - アヤカさん» ありがとうございます！嬉しいお言葉です〜！ちょっとこのままでは終わり切れないと思い別エンドを用意しちゃいました^^コメント本当にありがとうございます！いえいえ、あと少しですがよろしくお願いします^^ (2018年7月11日 18時) (レス) id: 5e19280e9c (このIDを非表示/違反報告)
アヤカ(プロフ) - この作品凄く大好きです！とうとう完結しちゃったかぁ…と思ったら別エンドあると聞いてめっちゃ嬉しくて思わずコメントしてしまいました！ありがとうございます！！ (2018年7月11日 8時) (レス) id: 1ee17f27fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にゃんす | 作成日時：2018年6月23日 3時
