# 53 Hikaru.I ページ5
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深澤「おっ、今日はハンバーグか！ めっちゃ美味そう！」
「わぁ、ほんと美味しそう！ 早く食べましょう！」
一人暮らしだった時は、そこまで料理をする方じゃなかった。
まぁ、食べるのは自分だし。
でも、ふっかと暮らすようになって料理をする回数が増えた。
そして、今はそこにAも加わり。
料理って、いいなと思うようになった。
こうして、喜んでくれる二人がいるから。
美味しそうに頬張る二人の顔を見届けてから、俺も食べ始めた。
「そういえば、ふっか。今日病院行ったんだよな？」
深澤「ああ、行ってきた」
「どうだった？」
深澤「順調だよ。Aさんの存在がいい影響を与えてるって」
そう言って、ちらりとAを見たふっか。
確かに、Aが現れてからふっかの不眠症の症状は今までよりもずっと改善している。
それは、ふっかが心からAを信頼しているから。
「お役に立ててるなら、嬉しいです」
はにかんだA、嬉しそうに目を細めたふっか。
いい経過だ、俺にとっても嬉しいことのはずだ。
深澤「これからも、添い寝よろしく」
それなのに、素直に喜べなくなった俺は酷い奴なんだろうか。
その時間は、完全に二人だけのものだ。
俺が知りえないAを、ふっかは見てる。
いや、それ以上に、俺とは比べ物にならないくらいAとの関係値が違う。
だって、二人は高校の時に付き合っていたんだから。
「…………」
まただ、胸が痛い。
もやもやして、苦しい。
俺は、嫉妬している。
深澤「……おい、照？ どした、手止まってるけど」
「体調、悪いですか？」
今まで感じたことがなかった、壁を感じた。
「……ん？ いや、なんでもないよ」
俺と二人の間に立ちはだかる、高い壁。
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サイ(プロフ) - あんこさん» はじめまして！コメントありがとうございます◎ぜひぜひ主人公になったつもりで楽しんでもらえると作者も嬉しいです(^^)気まぐれ更新でお待たせしてしまうことも多いですが、これからもよろしくお願いします(*^^*) (8月24日 19時) (
レス) id: 0e52adef77 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ - はじめまして！丁寧でわかりやすい描写で、とても物語に入り込んでしまいます。主人公になったつもりでキュンキュンさせていただいています。続きも楽しみにしています(*^^*) (8月24日 6時) (レス) @page16 id: 2624fdfcff (このIDを非表示/違反報告)
サイ(プロフ) - みるくプリンさん» 初めまして、感想ありがとうございます。色々と嬉しいお言葉をいただけて、更新の励みになります。更新速度は亀ですが、これからもキュンキュンさせられるように書いていきますので、よろしくお願いします(^^) (2023年3月21日 14時) (レス) id: d16d5812c3 (このIDを非表示/違反報告)
みるくプリン(プロフ) - 初めまして！実は、現実の彼等は良く知らないんですが、素敵なお話で一気読みしました。とってもキュンキュンして、ヤバいです(笑)これからも作者様のペースで更新頑張って下さいね。続きを楽しみに待ってます💕 (2023年3月20日 19時) (レス) @page1 id: 49fc610c53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サイ
| 作成日時：2023年3月19日 12時
