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岩本「あれ、ふっかまだ帰ってないのか」
シェアハウスに帰ってくると、そこには深澤くんの姿はなく。
夕飯まで二人で食べたら、きっとふっかは拗ねるだろうって照くんが。
岩本「しょうがない、先にご飯作っておくか。今日は俺が作るよ」
「ありがとうございます。じゃあ、私はお風呂掃除してこようかな」
岩本「うん、ありがと。そのまま先にお風呂入ってきちゃいなよ」
どのみち深澤くんが帰ってこないとご飯は食べられないってことで、掃除のついでに早めにお風呂も済ませておくことにした。
今日の楽しかった余韻に浸りながら、何気なく脱衣所のドアを開けた。
「……っわぁぁぁぁぁ！？」
まだ帰ってないと思ってた深澤くんが、まさかの上裸でそこに。
「ふ、ふ、深澤くんっ……いたの！？ き、気付かなかった！」
深澤「うわ、びっくりした。Aさんか。風呂入ってたんだけど、帰ってきてたんだね」
慌てて後ろを向いて声を裏返らせている私とは正反対、深澤くんは冷静。
深澤「ご機嫌じゃん」
「そ、そうかな」
深澤「今日の照とのデート、楽しかった？」
ちらりと深澤くんを一瞥する。
よかった、もう服着てる。
「あ、うん。アフタヌーンティー行って、雑貨屋とか洋服も見てすごく楽しかったよ。照くんもずっと嬉しそうにしてて……」
バスタオルで頭を拭いていた深澤くんの手がピタリと止まる。
「……深澤くん？」
深澤「へぇ、" 照くん "か」
「え？」
じわりじわりと近付いてくる深澤くんに、後退る。
なんだかいつもの雰囲気と違うように思えた。
深澤「……やっぱ、悔しいわ。そんな楽しそうにしてるAさん、見たくなかったな」
「ど、どうしたの？」
濡れた髪の先から雫がこぼれる。
随分と深澤くんが大人びて見えた。
逃げたい、本能的にそう思ったのに、意思とは反対に目を逸らせない。
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サイ(プロフ) - あんこさん» はじめまして！コメントありがとうございます◎ぜひぜひ主人公になったつもりで楽しんでもらえると作者も嬉しいです(^^)気まぐれ更新でお待たせしてしまうことも多いですが、これからもよろしくお願いします(*^^*) (8月24日 19時) (
レス) id: 0e52adef77 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ - はじめまして！丁寧でわかりやすい描写で、とても物語に入り込んでしまいます。主人公になったつもりでキュンキュンさせていただいています。続きも楽しみにしています(*^^*) (8月24日 6時) (レス) @page16 id: 2624fdfcff (このIDを非表示/違反報告)
サイ(プロフ) - みるくプリンさん» 初めまして、感想ありがとうございます。色々と嬉しいお言葉をいただけて、更新の励みになります。更新速度は亀ですが、これからもキュンキュンさせられるように書いていきますので、よろしくお願いします(^^) (2023年3月21日 14時) (レス) id: d16d5812c3 (このIDを非表示/違反報告)
みるくプリン(プロフ) - 初めまして！実は、現実の彼等は良く知らないんですが、素敵なお話で一気読みしました。とってもキュンキュンして、ヤバいです(笑)これからも作者様のペースで更新頑張って下さいね。続きを楽しみに待ってます💕 (2023年3月20日 19時) (レス) @page1 id: 49fc610c53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サイ
| 作成日時：2023年3月19日 12時
