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そして修学旅行？当日。
仕事を終えた４人はシャワーを浴び控え室で軽食をしっかりめに取った。
翔が車で迎えに来た方が目的地に近いので４人を拾って出発する。
迎えに来たのは８人乗りのワンボックスカーだった。
仕事明けの徹夜状態の面々は流石に運転を翔に任せた。
助手席に雅紀が乗り後部座席に３人が乗る。
最後部座席は荷物を乗せた。
「デカイね」
「荷物乗せるから大きい方がいいかなって。
別荘だから食事も自分たちでするだろ。
途中買い出ししたら荷物増えるし」
「料理って誰が出来るの？
俺無理だけど」
真っ先に戦線離脱を宣言するニノ。
「俺、中華なら出来る」
「パスタとかの簡単飯でよければ……」
雅紀と潤が戦線に名乗りを上げた。
「しげさんに色々教えてもらってる〜」
心強い師匠を持つ弟子がいた。
問題は何処まで教わって何処まで出来るかだ。
「別荘って何処まで揃ってんの？」
「生活必需品は揃ってるよ。
キッチンあるから冷蔵庫とかレンジまで。
炊飯器もあるからご飯は安泰。
鍋とか包丁まな板、皿、おたま？」
「ならなんとかなるか」
「調味料は？」
「物によるかな？
そこまでは覚えてないな。
なんせコーヒーいれる以外にキッチンに立った事がないからさ」
そんな宣言が飛び出した。
よくそれで別荘行きを誘ったものだ。
誘ったメンバーが誰も料理出来なかったらどうするつもりだったのだろうか？
「４人とも仕事だったんだろ？
寝てていいよ。
別荘近くのスーパーに着いたら起こすからさ」
翔が気遣って声を掛けるが
「大丈夫、なんか眠くない」
「遠足行く子どもみたいだな、雅紀」
「うるさいなぁ、じゃニノはどうなのさ」
いつものわやわやが始まる。
それを聞きながら潤は肩に重みを感じた。
「１人離脱……」
ぼそっと呟くと皆の視線が集まる。
これだけの騒ぎの中、智が潤の肩に凭れ寝息を立てていた。
「相変わらず瞬殺だね」
「車を揺り篭と勘違いしてるよ、絶対」
「そうなの？」
「乗ったらカップ麺が出来るより早く寝る」
口許を緩ませ気持ち良さそうな寝顔に皆の胸がほっこりする。
「でもさ外国語でずっと話してると疲れるよ。
特に今日はNGワード有りの客いたからさ。
言葉に気を遣いまくり……」
「NGワードって？」
「海外でもブログ炎上とか余計な一言で記者会見とかあるんだよ。
そうなるとね、そういう話は店でしちゃいけなくなるの」
翔が感心しながら聞いて来た。
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蒼羽(プロフ) - ともさん» ありがとうございます。なんか設定が暗くて重いのが多いですね……なのにどシリアスになりきらない文章力のなさが申し訳ないです。トホホです。それでもめげずに書いて行きたいと思いますので、お付き合いよろしくお願いします。励まされ頑張れます。 (2021年2月12日 17時) (
レス) id: 878a08305b (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 終わってしまった。今回のお話も前回のお話同様…頭の中で構成図を組立ててそれを頭に叩き込みながら拝読させてもらいました(笑)皆…重く辛い過去を持ちつつも苦しみを分け合い支え合う姿に心を奪われています。とても素敵なお話をありがとうございました。 (2021年2月12日 15時) (レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
蒼羽(プロフ) - あいさん ありがとうございます。お返事が遅くなり大変申し訳ないです。コロナに振り回されて小説書くだけでコメントまで手が回りませんでした。いつ終わるのか……外に出れない皆様のささやかな時間潰しが出来ればと頑張ります。 (2020年4月3日 14時) (レス) id: 878a08305b (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - こんばんわ、楽しく読ませてもらってます(^o^)これからも楽しみにしてます☆ (2020年3月20日 20時) (レス) id: 836a232359 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼羽
| 作成日時：2020年3月19日 20時
