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そのきんきらな瞳で俺を見るな。
「他には？」
「……ねぇよ。
おまえはどうなんだよ」
「俺は大野さんと一緒なら何処でも嬉しいです」
駄目だ……眩しいって。
目を逸らしながらグラスの中身を一気に飲み干した。
「ねぇ……大野さん。
何で俺は駄目なんですか？」
きりりな目をそんな下げるな。
「イケメン過ぎ」
「イケメン好きでしょ？」
「限度がある。
おまえは観賞用イケメン」
「何ですか、それ」
「まんまだよ。
そんなおまえと俺じゃ、釣り合わねえだろ？」
「いえ……大野さんも充分、観賞用の可愛さありますよ」
「ねぇわ。
眼鏡かけろ」
「コンタクト入ってます」
入って、それかよ。
腐ってんじゃねぇか？
「そのコンタクト……乱視矯正できてんのか？」
「乱視はないです。
もういい加減諦めて下さい」
「いや、おまえが諦めろ」
「無理ですよ。
毎日好きになってるのに」
顔がいいとクッサい台詞もぽんぽん出て来るのか？
「モノ好き……過ぎ」
「そうですか？
何でもいいですけど。
大野さんが本気で付き合ってくれるなら」
正直……気の迷った奴から言い寄られる事は多少あった。
迷ってた奴だから、ある日突然……我に帰って消える事も多々あった。
そんな奴らは、こんなにも熱烈？な告白だの行動などしなかったな。
だけど……こいつときたら。
自前の顔並みにクドい濃い執拗い。
根負けするよな……って思っちまうだろ？
「クーリングオフは……１ヶ月な」
今まで……そんなもんだったからな。
「すみませ〜ん……松本潤さん、いらっしゃいますか？」
元気な声が社内に響いた。
「あ、私ですが……」
「お届けモノでーーす」
元気な声の主の元に松本が向かってく。
「お誕生日おめでとうございます！
プレゼントのお届けです！」
元気な声とともに松本に差し出された馬鹿デカい派手な花束………ああなったのか。
派手で馬鹿デカい豪華な花束……って頼んだらな。
向日葵を中心に白や紫のよくわからん花が散りばめられている。
でも、この間の紫の薔薇の花束と遜色ないし綺麗だな。
グッジョブ、花屋！
「こ…これ」
「花のお返しだそうです。
松本さんの顔は１度見たら忘れられないから、あなたの顔に見劣りしない派手で豪華な花束、とっても作りやすかったです！」
「えっ……お返しって」
「はい、お返しです」
そうだよ………俺からのBDプレゼントだ。
受け取りやがれ。
そして持って帰れ！
おわる
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蒼羽(プロフ) - みみさん» コメントありがとうございます。緑くん正解です。本命の２人はぐいぐい行くのとちょろょろ引くのとで…少しずつ距離が縮まって気が付けば的なのか、開き直って受け入れる男前な右側か…のどちらかになるかと思われます。どうなるんでしょうね？……？ (2022年8月31日 10時) (
レス) id: f9ecf164e6 (このIDを非表示/違反報告)
みみ(プロフ) - 素敵なお話ありがとうございます。振り回される彼、いいですねぇ。続きが読みたいなって思っちゃいました。そして！お花屋さん、�儼�かなって思ってたので正解で嬉しい(笑) (2022年8月31日 0時) (レス) @page40 id: 3409da5a7c (このIDを非表示/違反報告)
蒼羽(プロフ) - 青子さん» コメントありがとうございます。既に半ば落ちてるようですが。なんせ会社推しですから（笑）彼の誕生日まで何処まで行っちゃってるかですね。花束は懲りたであろうから、次ぶっ飛ぶとしたら…あれですね。なんなら会社が教会作るかも…やっぱこの2人の続きかな？ (2022年8月30日 21時) (レス) id: f9ecf164e6 (このIDを非表示/違反報告)
蒼羽(プロフ) - あっちゃんさん» コメントありがとうございます。嬉しいです！男前に拒否ってますが、それ以上に押されて根負けしてしまったようです。目の保養がいっぱいあって羨ましい会社です。その会社公認なので…なんなら会社推しのカップルなので安泰です（笑）幸せになります！？ (2022年8月30日 19時) (レス) id: f9ecf164e6 (このIDを非表示/違反報告)
青子(プロフ) - 蒼羽さん、こんにちは。いつも素敵なお話をありがとうございます。メゲずにグイグイ行くイケメン君。もっとグイグイ行けー！（笑）どんなに手応えがなくても彼はきっと押しに弱いと思うから笑笑。と、思いながら読んでいましたw。彼の誕生日まで懲りずに押し続けてね (2022年8月30日 18時) (レス) id: 0ee5bf6ec5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼羽
| 作成日時：2022年1月21日 2時
