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ちょっと拗ねてしまう。
「ジュンちゃんが大変だから戻れって連絡きたから帰るんだ。
あ、ジュンちゃんは幼馴染みの皇太子なんだよ」
………ショウちゃんに敬語使わない筈だわ。
幾ら幼馴染みでも皇太子様にタメ口？
しかもちゃん付け？
それより大変なんじゃないの？
早く帰らなくていいの？
よくも悪くも天真爛漫なマスター。
サトシと気が合った理由がなんとなくわかった。
波長が合うんだ、天然同士。
天然同士、旅をして大丈夫だったんだろうか？
無敵と言えば無敵だけど……
ちらりとショウちゃんを見ると顔を引きつらせている。
ショウちゃんはまだ色々言いたそうにしてたけど僕はマスターと急ぎ本国へ向かった。
マスターが生まれ育ったんだな…と言うのがわかる何となくのんびりした国だ。
僕たちは直接、城に向かう。
長い長い廊下を歩いて、
１つの扉をノックして返事も待たずに開ける……
「ジュンちゃ〜ん、帰ったよ」
「遅ぇよ……」
マスターの後ろに隠れつつ部屋の主を見る。
凄い眉毛がまず目に入った。
それからその眉毛に負けない目力。
ジュンちゃんって事はこの方が皇太子様……
「色々あったんだよ。
で、何があってご機嫌ナナメなの？」
優しく微笑むマスターを見て盛大に溜め息を吐く皇太子様。
「俺も修行に行く。
旅慣れてるマサキを呼び戻して一緒に行って来いって父上に言われた」
溜め息とともに吐き出された言葉に僕がびっくりした。
皇太子様が修行？
話によると隣国から侵攻を受け返り討ちにしたけど、皇太子様自身はGTMを大破、辛うじてファティマによって助けられた。
でもそのファティマは……
マスターの命が最優先。
自分の命よりも騎士様を守るんだ……
それを成し遂げ命を落としたファティマ。
「なんで、その時に連絡くれなかったの？
俺だって国を守るのに！」
マスターが声を荒げる。
母国を守る……それこそが騎士である理由。
「連絡取れなかったんだろ……」
「へっ？」
へっ……はこっちの台詞だよ、マスター。
連絡取れないってどういう事？
「何度も色んな回線使って連絡したよ。
でもなんの音沙汰もなかったじゃないか」
それはマスターが悪い……
「ごめん……」
どうもややこしい事に巻き込まれて連絡が取れなかったようだ。
その時の疲労もあってサトシも休眠状態に入ったのかもしれない。
(※ややこしい話は何も考えてませんので『何かあったんだなぁ』と優しくスルーして下さい)
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蒼羽(プロフ) - なおさん ありがとうございます。FSS好きな方に出会えて幸せです。お返事遅くなり申し訳やいです。コロナのおかげで普段家にいないのがゴロゴロしてると小説書くだけでいっぱいいっぱいで……お返事まで回りません。 (2020年4月3日 14時) (
レス) id: 878a08305b (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - 初めまして、私も嵐もFSSも大好きで楽しく読ませて頂きました。ありがとうございます。確かに戦闘シーンは難しいでしょうが色々読んでみたいです。 (2020年3月28日 23時) (レス) id: 447558596f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼羽
| 作成日時：2020年1月26日 23時
