書きたくなったのよ…… ページ25
「はいはいは〜い」
「何、突然大きな声出して」
「翔さん、この人の声がデカイのも突然何か思い付くのも今に始まった事じゃないから」
ニノに何言われても気にしない。
それより俺にはやりたい事がある。
「で、なんなの相葉さん」
あ、松潤が話をちゃんと聞いてくれる。
大ちゃんは…………寝てる。
いいけど。
「世界に進出、世界中に嵐……その為には先駆者の力を借りるのはどうかなって思ったの」
「先駆者？」
「よくそんな難しい言葉知ってたな」
ニノのちゃちゃはスルーしよ。
面倒臭い。
「世界と言えばハリウッド。
ハリウッドと言えば？」
「俺」
……確かにね。
ニノ出たけどね。
今はそれじゃないの。
「ハリウッドで何本も主役やってるトップスターと言えば？」
ここまで言ったら流石にニノも黙った。
大丈夫だよ、ニノには重要な役があるからね。
あれ？
皆の目が細い。
「いい予感はしないな」
「むしろ嫌な予感しかしねぇ」
「どうせまた突拍子もない事思い付いたんだろ」
なんで？
世界のトップスターだよ？
「もっとドキドキしてよ」
「してるよ、別の意味で」
翔ちゃん、優しく言ってるけど何か違うよ。
「勿体ぶらずにさっさと言えや」
ニノちゃん、声が冷たい。
翔ちゃんみたいに優しく言ってよ。
「ほら相葉くん、言ってみて」
翔ちゃんは優しいけど末っ子たちの目が痛いし冷たい。
なんなんだよ、もう。
いい話なのにさっ。
「ゴジラやりたい！！」
「………………………」
思いっ切り叫んだら皆黙った。
「何言ってんの？」
「頭、大丈夫？」
「起きてる？」
「はぁ〜、大丈夫に決まってるでしょ。
世界のゴジラだよ。
ビッグじゃん」
「いや確かにデカイけど」
「やっぱ寝てんじゃねぇか」
「ビッグの意味間違えてるよ、相葉くん」
もうなんでわかんないかなぁ。
体だってネームバリューだって超ビッグなのに。
何よりカッコいいじゃん。
「俺がゴジラで、３つの顔を持つ翔ちゃんがキングギドラ」
「……３つの顔って何？」
「アイドルと俳優とキャスターだよ」
何言ってんの？
もう翔ちゃんってば自分の事なのに。
「で、松潤がモスラ」
「はぁ〜、なんでモスラ？」
「ゴジラの相棒と言えばモスラでしょ？
あんなド派手なの松潤しか出来ないよ。
あ、芋虫じゃないよ。
成虫の方ね」
「芋虫は死んでも嫌」
「だから空飛ぶ方だって。
空と言えば松潤だろ」
松潤もわかってない！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 96人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
蒼羽(プロフ) - なおさん ありがとうございます。FSS好きな方に出会えて幸せです。お返事遅くなり申し訳やいです。コロナのおかげで普段家にいないのがゴロゴロしてると小説書くだけでいっぱいいっぱいで……お返事まで回りません。 (2020年4月3日 14時) (
レス) id: 878a08305b (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - 初めまして、私も嵐もFSSも大好きで楽しく読ませて頂きました。ありがとうございます。確かに戦闘シーンは難しいでしょうが色々読んでみたいです。 (2020年3月28日 23時) (レス) id: 447558596f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：蒼羽
| 作成日時：2020年1月26日 23時
