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side 三郎
は
俺がイッちゃんを背負った。
ジロちゃんとゴロちゃんが自分の手荷物と空弁。
シロちゃんは自分のと俺のとイッちゃんの手荷物持って飛行機を下りる。
「これに後……スーツケースだよな」
ゴロちゃんの呟きに全員の動きが止まった。
「カート借りて来よう」
ジロちゃんが早かった。
……いるよねぇ。
でもね、やっぱりね、兄さんずは何しても抜かりはないんだよね。
ゲート出た真ん前にモデル並のイケメン２人が並んで立ってた。
潤さんと雅紀さんだ。
「三郎くん、重かったろ…変わるよ」
男前に言ってイッちゃんを預かってくれる潤さん。
そして安定の姫抱き。
「ほら、お疲れ様……持つよ」
って先ずシロちゃんの荷物を預かる雅紀さん。
それからゴロちゃんのを受け取った。
俺は手が空いたからジロちゃんの荷物を半分持った。
「今日もジャンケン？」
「今日は腕相撲」
……兄さんずは迎えに来る時、誰が来るかジャンケンして決めるって聞いてたけど今日は………腕相撲？
「荷物が多いだろうから、力のある上位２人が行くって事にしたんだ」
そう潤さんが説明してくれた………納得。
確かに多いもんね。
駐車場代かかるから行きも送ってくれたし。
５泊６日停め続けたら結構いい値段になる。
その分、美味しいもの食べれるよね。
五十嵐さんちで１番大きな車だけど行きでギリギリだった………に追加荷物……空弁。
「大丈夫、俺は別便」
雅紀さんがそう言いながらくるくる指先で回しているのは……見覚えのある………バイクのキー。
「俺、そっち乗りたい！」
思わず………言っちゃった。
「いいけど……疲れてないか？」
「飛行機乗る前に温泉入ってリフレッシュした！」
「ああ……千歳はあるね。
なら大丈夫か………いいよ、おいで」
「雅紀、ヘルメットは？」
「予備は常備してる。
あ、皆…うちに寄るのかな？
それとも智の事もあるし家に帰って貰うモノだけ貰って帰ろうか？
皆、お疲れだろうし」
「どっちでもいいぞ。
どうする？」
…………迷うな。
イッちゃんの体調の事考えたら帰るべきなんだろうけど………お土産は手渡したい。
迎えに来て送ってもらって……お土産だけ渡して『さようなら』っていうのもなぁ〜
「行く……ただいま……する」
小さな呟きは眠ってると思ってたイッちゃん。
そういうはきちんとしたいんだよね、イッちゃんは。
真面目と言うか律儀と言うか。
お祝いで貰った旅行だもんね。
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蒼羽(プロフ) - 青黄赤緑紫LOVEさん» コメントたくさんとお気に入り登録ありがとうございます。うちの三男さんはどっちも１番美味しい所取りしてると思います。実は変幻自在な子として位置付けてます。のんびりとしたお話なので、息抜きにほっこり読んで下さい。これからもよろしくお願いします！ (2021年12月16日 12時) (
レス) id: f9ecf164e6 (このIDを非表示/違反報告)
青黄赤緑紫LOVE(プロフ) - これからも蒼羽さんのペースで構いませんので更新、楽しみに待ってます。 (2021年12月15日 15時) (レス) id: 3c812bd8e4 (このIDを非表示/違反報告)
青黄赤緑紫LOVE(プロフ) - 仕事と家事の合間に息抜きを兼ねて引き続き読ませていただきます。先月からお気に入り作者登録させていただいています。 (2021年12月15日 15時) (レス) id: 3c812bd8e4 (このIDを非表示/違反報告)
青黄赤緑紫LOVE(プロフ) - 話の内容(情景)が鮮明に浮かび舞賀家や五十嵐家を覗き見してる感じでメイン(目線？)感情移入してキュンが止まりません。 (2021年12月15日 15時) (レス) id: 3c812bd8e4 (このIDを非表示/違反報告)
青黄赤緑紫LOVE(プロフ) - 11月中旬頃から『小さな温もりを集めて』を知り一気に拝読させていただきました。五十嵐兄さんズも舞賀兄弟も各々、特徴ある個性を表現されてるからなのでしょうか？ (2021年12月15日 15時) (レス) id: 3c812bd8e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼羽
| 作成日時：2021年11月10日 11時
