２４ ページ24
side 一郎
サブ…………ごめん。
駄目だよ………それだけは一緒にはできない。
三郎とは１番感覚が近くてわかり合えるけど……それだけは無理。
羊さん見ながらジンギスカンは…………無理
「ノーザンホースパークで普通のBBQ予約してくれてるから、そっち行くよ」
ってゴロが言ってくれた。
うん、そっちの方がいいよ。
取り敢えずクラーク博士の前で皆で同じポーズして写真を撮って移動した。
大きな牧場。
道中何度か放牧されてる牛や馬や羊は見たけど乗れる所に出会わなかった。
馬………乗ってみたいな。
…………でも、その前に……
腹空かせ隊の面々が『腹減った〜』と喚き出した。
いや………朝、山盛り食べてたよね？
きっとゴロがBBQって言ったからだ。
こっちに来てからお肉もあったけど、どうしたって食事のメインは海鮮系が多かった。
そろそろガッツリお肉食べたいよね。
と言う事で先にお昼食べる事にした。
なんせね、腹空かせ隊にシロまで入ってたから。
「「おお〜お肉〜！！」」
お肉がもりもり皆の口の中に入って行くのを唖然と見送る…………そう見送るの。
本当に凄い勢い。
横目でマスタード増し増しのソーセージ食べてるけど焼き野菜も充実してて美味しい。
「イッちゃん、お肉食べてる？」
「ソーセージ食べてる。
美味しいよ」
「それ、ソーセージ食べてるんじゃなくてマスタード食べてるからね」
「自家製ソーセージ美味しいの！」
「マスタードの味じゃなくて？」
「マスタードも自家製で美味しいの！
それにちゃんとマスタード無し無しを堪能してから増し増しにしたんだから！」
お肉も食べてるし。
皆…俺の事………チェックし過ぎ。
お肉を存分に食べて先ずは皆で馬車に乗った。
ゆったりと進む馬車の揺れは気持ちいい。
そして受ける澄んだ空気も気持ちいい。
馬のための草原と木々。
気持ちいいがいっぱい……
「凄いね、重くないのかな？」
たった２頭で大人６人乗せた馬車を引く馬。
力強くリズミカルに歩いてる。
心地好いリズムに揺られての散歩は気持ち良いけど、あっという間だった。
「馬……乗りたい」
って呟いたら
「「俺も！」」
と手が２つ上がった。
「ジロとシロは？」
「あの高さで揺れるなんて無理！」
「……酔うかも。
さっきの馬車でギリだった」
じゃあ、仕方ないね……２人とも。
「２人は散策しに行く？」
「ビデオ係してるよ」
「あ、俺も！」
可愛い事言う。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 341人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
蒼羽(プロフ) - 青黄赤緑紫LOVEさん» コメントたくさんとお気に入り登録ありがとうございます。うちの三男さんはどっちも１番美味しい所取りしてると思います。実は変幻自在な子として位置付けてます。のんびりとしたお話なので、息抜きにほっこり読んで下さい。これからもよろしくお願いします！ (2021年12月16日 12時) (
レス) id: f9ecf164e6 (このIDを非表示/違反報告)
青黄赤緑紫LOVE(プロフ) - これからも蒼羽さんのペースで構いませんので更新、楽しみに待ってます。 (2021年12月15日 15時) (レス) id: 3c812bd8e4 (このIDを非表示/違反報告)
青黄赤緑紫LOVE(プロフ) - 仕事と家事の合間に息抜きを兼ねて引き続き読ませていただきます。先月からお気に入り作者登録させていただいています。 (2021年12月15日 15時) (レス) id: 3c812bd8e4 (このIDを非表示/違反報告)
青黄赤緑紫LOVE(プロフ) - 話の内容(情景)が鮮明に浮かび舞賀家や五十嵐家を覗き見してる感じでメイン(目線？)感情移入してキュンが止まりません。 (2021年12月15日 15時) (レス) id: 3c812bd8e4 (このIDを非表示/違反報告)
青黄赤緑紫LOVE(プロフ) - 11月中旬頃から『小さな温もりを集めて』を知り一気に拝読させていただきました。五十嵐兄さんズも舞賀兄弟も各々、特徴ある個性を表現されてるからなのでしょうか？ (2021年12月15日 15時) (レス) id: 3c812bd8e4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：蒼羽
| 作成日時：2021年11月10日 11時
