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side 和也
「はぁ？
そんなんサブ兄がやればいいじゃん。
俺はここ手伝ってんの」
「代わるから行っといで。
俺は前にやったし、すっげぇ面白くて気持ちいいからさ、シロもやってみ」
面白くて気持ちいいなら自分がすればいいのに弟に譲るって本当に優しいね。
でも相手はツンデレの四郎くん。
どうする？
「今ならイッちゃんやゴロもやってるだろうから、シロも一緒にやってくればいいよ。
一緒がいいだろ？」
「…………」
思い付くままなのか、考えてなのか……三郎くんなら前者かな？
揺らいでるよ、四郎くん
「ジロ兄がするよりシロがする方が早いし綺麗にできるし」
それ言っちゃう？
「ああ、もう煩いよ。
やればいいんだろ、やれば。
それにジロ兄に任すの怖いし」
お、上手くノセたね。
弟の扱い上手いじゃん。
あんなに嫌がってた風の四郎くんが駆け足で行った。
「素直じゃないんだからぁ」
おや、計算？
だったら雅紀並に末恐ろしいな。
そう思って潤兄を見たら肩を竦めていた。
同じ事、思ったみたいだね。
それでも無邪気な三郎くんは笑顔で話しかけてくる。
「何、手伝えばいい？」
「じゃあ、素麺茹でてもらおうかな。
お湯沸かして」
「はぁ〜い」
頼むと嬉しそうに大鍋に水を入れる……大量に。
………それ、前回の翔の二の舞になるよ。
そこに素麺入るからね。
まぁ、三郎くんなら持てそうだけど。
力仕事は任せるよ。
前回は潤兄と智がダウンしてたからツユは野菜を細かく切るだけの薬味のみだったけど。
今回は色んなツユができるな。
潤兄が凝るからね。
その凝ったツユは潤兄に任せて俺は三郎くんと切るだけの基本的な薬味を作る。
……慣れてないから仕方ないけど………でかっ。
三郎くんが切るネギはみじん切りではない。
ぶつ切りだから。
合間にお湯が湧いて素麺を茹でる。
ザルに上げるのは三郎くんに任せて俺は冷水で冷ます。
そしてもう１回、お湯を沸かす。
前回もこれより多いの１回で足りなかったからな。
先に茹でておく。
これだけあれば大丈夫だろう。
２回目を茹で終わった頃に
「三郎くん、向こうの様子を見て来てよ。
完成してたら取りに来て。
まだなら後どれくらいかかるか聞いといてね」
「はぁ〜い」
可愛いお返事をしてお使いに行ってくれた。
「雅紀を彷彿とさせる……末恐ろし」
「真ん中っ子だからな。
兄も弟もよく見ているし、どちらの立場にも瞬時に入れる。
特に三郎くんはど真ん中だ」
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蒼羽(プロフ) - みみさん» コメントありがとうございます。暫く兄さんずはお休みの予定ですが、舞賀兄弟にメロメロ？にされているので兄さんたちの方が寂しくなって何かしら理由を作って会いに行く可能性は高そうです(笑)なんのエピソードも今は浮かんでませんが…ぴょんと出て来るかも…です。 (2021年8月8日 19時) (
レス) id: f9ecf164e6 (このIDを非表示/違反報告)
蒼羽(プロフ) - しほりんさん» 初めまして＆コメントありがとうございます。折角お楽しみ頂いていたのにお兄さんずお休みに入る予定で申し訳ないです。でも潤兄は両方の店で常連さんなので、顔出しに行くと思います。潤兄には智くんがコーヒー入れるかもしれません(笑)お楽しみに…… (2021年8月8日 17時) (レス) id: f9ecf164e6 (このIDを非表示/違反報告)
みみ(プロフ) - 第4章完走お疲れ様です。楽しく大家族を覗かせてもらってます。時折でいいですから、前に進んでいく舞賀さんが楽しみですが、潤兄達も登場させてくださいませ。 (2021年8月8日 9時) (レス) id: 6d225d7753 (このIDを非表示/違反報告)
しほりん(プロフ) - 蒼羽さま、初めまして。楽しく読ませていただいております。五十嵐兄弟の登場で益々興奮しております。潤兄さんとイチくんの甘々なカラミをもっと読みたいです。 (2021年8月7日 20時) (レス) id: eb7fd14e54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼羽
| 作成日時：2021年7月17日 2時
