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side 潤
若干、精神不安定になってる智を不安定の素である弟五郎くんに委ねる。
今は五郎くんの側に置いておくのが１番だ。
智の気持ちが落ち着くまで……
「潤兄、俺らも行こうか」
「そうだな」
和と並んで智たちの後を追う。
食欲魔人たちだけを置いて来てるからな。
「万が一なくなってても雅紀が追加茹でてくれると思うけどね」
「そうだな」
その雅紀がうちでは１番食べるからな。
責任持って茹でてもらうさ。
「あれだけあったのにないって、おまえら……どんだけ食べたんだよ」
和が呆れている。
元々どれだけ茹でてあったか俺は知らないが、和が呆れるくらいだから、それなりにあったんだろう。
それが見事にない。
溜息の後、和はにっこり笑って雅紀と翔を見て言い放った。
「追加お願いします」
「「了解です！
直ぐ用意するから、ちょっとだけ待ってて！」」
敬礼して２人は大人しく従った。
何せ俺と和だけなら別にいいが、智と五郎くんが大きく肩を落としてるからな。
素麺用意して流してやらないと可哀想だろ。
初めての流し素麺……楽しみに起きて来たんだから。
流石に第１陣の連中は追加参加しなかったから、４人でゆっくり食べる。
流すのは勿論、食べ終わり組……だが、やっぱり流す方もしたいんだろう。
五郎くんも食べてる途中で流し出した。
それをあえてスルーし智に取らせる。
和が１度態と取ったら恨みがましく睨まれた。
それを見て和は口に入れたのを吹き出しそうになったから、もう取るのは止めた。
五郎くんが流すのは智の分として俺たちはスルー。
その代わり俺らの分は二郎くんと三郎くんが流してくれた。
「ゴロ、もうお腹いっぱい。
ありがとう」
智のギブアップまで流して気が済んだのか五郎くんは凄く嬉しそうに微笑んでいる。
和と２人、そんな五郎くんも可愛いと思う。
睨み付ける瞳や表情と無邪気に笑う笑顔とのギャップが可愛いんだ。
それから満腹になった智が素麺を流し出す。
これは平等だからな。
智を筆頭に舞賀兄弟が楽しそうに素麺を流す。
自分たちが食べた時も流した筈なのに。
なんだろうな、彼らが来てから食事が楽しくなった。
大人になって食事はただ取るモノになってた。
それが今は楽しい。
美味しそうに食べるのは勿論、こうやって子どもか！ってツッコミたくなるような事を真剣にやってる姿も微笑ましく思える。
俺らが１０代の頃ってどうだっただろう？
多分……こんな余裕はなかった。
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蒼羽(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます。本当に内容は考えてないです。彼らが勝手に動くんで、それを文章にしてるだけなんです。なのでこの先はどうなるか私もわかりません。他のお話はオチとイベント幾つかは考えて書き出してたんですが…今回は全くなしです。 (2021年7月8日 21時) (
レス) id: f9ecf164e6 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 楽しく読ませてもらってます(*＾▽＾*)海に落ちてもイチくんは本人ケロっとしてそうだなぁとか海に落ちたゴロくん大丈夫かなぁ??とか五十嵐兄弟もしっかり者の潤兄を中心に動いてるから潤兄が風邪とかでダウンしたらどう動くのかな？とか想像しながら読んでます☆彡 (2021年7月8日 9時) (レス) id: f4ca038df0 (このIDを非表示/違反報告)
蒼羽(プロフ) - butazch715413さん» コメントありがとうございます。楽しんで頂けて幸いです！書いてる私も楽しいので…お話の方は彼らの動くに任せているので私自身どうなるかわかってませんけど…これからも楽しんでいただけるよう、彼らに付いて行きたいと思います。これからもよろしくお願いします。 (2021年7月7日 19時) (レス) id: f9ecf164e6 (このIDを非表示/違反報告)
butazch715413(プロフ) - もぅ大好きです、このお話は、特に大好きで、更新 楽しみにしてまっす＼(_ _) (2021年7月7日 8時) (レス) id: 1ffa2632ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼羽
| 作成日時：2021年6月24日 1時
