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ベッドに寝転んだ体勢からの上目遣い。
唇は尖ったまま。
和に言われた言葉が恥ずかしいのか頬をちょっと染めて……
何処の乙女だ？
きっと翔さんなら鼻の下伸びるよ。
「潤くん、いちいち翔さん出さなくていいから。
あの人が智にデレデレに甘いのは今に始まった事じゃないし。
起こしてって頼んでも寝顔が可愛い過ぎて起こせないって戻って来る人だから…」
そう言えば翔さんが智を起こしに行くの見た事ないな。
雅紀は朝とは思えないハイパーテンションで起こしに行くから、あれで寝てたら大したもんだ。
「起きたんなら目覚ましに顔洗っといで。
御飯出来るからさ」
「ん」
短く返事してもそもそと起き出した。
ふらふら部屋を出て行く智を見送って和に声を掛ける。
「調べもの終ったって何かわかったのか？」
「翔さんと一緒に話すよ」
「了解」
２人の話を照らし合わせながらの方が確かにいいだろう。
俺も気になる水鬼の話をしないとな。
「取り敢えず飯食べてからゆっくり話そう」
和の言葉に頷いて２人で部屋を出た。
！！！
……超大量の唐揚げとレタスのサラダに和と２人仰け反る程驚いた。
「冷凍庫にポテトと春雨あったからそれも揚げてみた！」
……どや顔で言われても。
この量食べれるのか？
「作った奴が責任持って食べてよ」
「すげぇー。
上手に積んだなぁ」
和が睨んでいると、後から来た智が感嘆の声をかける。
誉めるとこそこ？
て言うか誉める事なのか？
「翔くん、写メ撮ってー。
まぁくん唐揚げの横でピース！」
「やめろー。
智、調子乗せんな。
次もメガ盛りになるだろうが！
食えんのか？
智が責任持って食えんだな」
「食べるのは翔くん」
「俺！？」
しれっと振られた翔さんの目が点。
「だから翔くん写真早く早く」
何がだからなのか謎だが乗せられた翔さんはメガ盛りの唐揚げを挟んでピースする智と雅紀の写真を撮った。
「ほら食べるよ」
「「はーーい」」
呆れつつ声を掛ける和に智と雅紀のいい返事が返ってきた。
「死ぬ……」
今度の死ぬは翔さん。
横にいながら止めなかった責任を和に言及されたのと智に応援されたのとでかなりの量を食べさせられた。
勿論作った本人もギブアップからのおかわりまで…
俺は迂闊な事を言って同じ目には合いたくないので黙っていた。
合掌……
それでもまだ残ってて明日の昼も唐揚げだな。
食後、コーヒーを入れてリビングに移動し、定位置に座って話を始める。
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蒼羽(プロフ) - ともさん» ありがとうございます。処女作と言う事で文章回しが少々？固かったかな？ですかね、申し訳ないです。その後は慣れるに従って改善できてると思いますが……思うだけで自信はないですが。そんな拙い文章でも楽しんで頂けて幸いです。これからもよろしくお願いします。 (2021年2月7日 18時) (
レス) id: 878a08305b (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 初めまして。ちょっと難しい内容？でしたが思いっきりのめり込んで一気読みしちゃいました（笑）ゆっくり一語一句噛み締めるように読み頭で想像しながら。とっても面白かったです。めっちゃ素敵なお話で楽しかったです。 (2021年2月7日 17時) (レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
蒼羽(プロフ) - だんごさん、応援ありがとうございます。とっても励みになります。拙い作品どすが、気に行って頂いて嬉しいです……これからも地味に頑張すので、よろしくお願いします。 (2020年1月26日 15時) (レス) id: 878a08305b (このIDを非表示/違反報告)
だんご(プロフ) - はじめまして、こんばんは。お疲れ様でした!このお話凄く好きだったので名残惜しいです( ；∀；)短編集、楽しみにしています!頑張ってくださいヽ(^o^)丿 (2020年1月26日 1時) (レス) id: 40480d6916 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼羽
| 作成日時：2019年12月24日 0時
