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分が悪くなった翔さんを助けるように光鬼が変えた話に俺は惹かれた。
異形を倒す為に祖父の修行を受けた。
その祖父に教える事はないと言われ嬉しかった。
でも上には上がいた。
祖父が弱い訳ではない。
ただ祖父には俺にそれ以上を教える時間がなかったんだ。
今ならわかる…
智たちに出会って自分がまだまだだと気付いた。
その翔さんや和からそれぞれの当主の武師は最強だと聞いていた。
ああ……むずむずする。
手合わせしてみたい。
「行って来たら？
めっちゃ行きたいって顔に書いてあるよ」
２人でくすくす笑ってるよ。
『翔たちも今日１日は自由にしていい。
だが明日はここに戻って休んでくれ』
光鬼が優しく笑う。
「いいのか？」
翔さんが尋ねる。
そんな翔さんに光鬼が今度はくすくす笑う。
『お前は特にじっとしているのは苦手だろう』
「俺と智は大丈夫だけど翔さんと潤くんと雅紀は苦手だよね」
寝てる雅紀の頭を撫でながら和も笑って言う。
「さっき光鬼が言ってた大宮、櫻塚の後方支援の段取りの確認をしてくるよ。
和はどうする？」
「それだったら俺も行った方がいいか…」
「そうしてくれると助かるかな。
どっちかと言うと和に支援組の指示出しをして欲しい。
俺はどうしても目の前の事に集中すると周りが見えにくくなる」
「そうだね。
翔さんには穴と智たちに集中してもらった方がいいか」
目の前の事への集中力と判断力は翔さんはピカイチだ。
逆に和は広く回りを見て分析していく。
それが２人の適材適所だ
結局、３人で大宮の館へ向かう事になった。
応接室に通される。
程無く両当主が武師を伴い揃ってやって来た。
立ち上がって礼をした後
「潤、稽古付けてもらってきていいぞ。
話は俺たちで聞いておくから」
「俺、聞かなくてもいいの？」
「別に聞かなくてもいいよ。
万が一には支援があるって事だけ知っててくれればいいからさ。
潤には智くん、雅紀同様に消滅の事だけに集中して欲しい」
「わかった。
聞いたら気になるだろうから聞かない事にする。
翔さんと和に任せるよ」
術の事は俺にはわからない。
わからない事を聞いて気にするくらいなら任せて自分がすべき事に集中した方がいい。
「お願いしてもいいですか？」
「ああ、構わないよ」
「いいよ」
快く了解してくれた。
ただ２人とも何故かニヤニヤしてる気がする…
「じゃ、行こうか」
大宮の武師に連れられ道場に向かった。
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蒼羽(プロフ) - ともさん» ありがとうございます。処女作と言う事で文章回しが少々？固かったかな？ですかね、申し訳ないです。その後は慣れるに従って改善できてると思いますが……思うだけで自信はないですが。そんな拙い文章でも楽しんで頂けて幸いです。これからもよろしくお願いします。 (2021年2月7日 18時) (
レス) id: 878a08305b (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 初めまして。ちょっと難しい内容？でしたが思いっきりのめり込んで一気読みしちゃいました（笑）ゆっくり一語一句噛み締めるように読み頭で想像しながら。とっても面白かったです。めっちゃ素敵なお話で楽しかったです。 (2021年2月7日 17時) (レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
蒼羽(プロフ) - だんごさん、応援ありがとうございます。とっても励みになります。拙い作品どすが、気に行って頂いて嬉しいです……これからも地味に頑張すので、よろしくお願いします。 (2020年1月26日 15時) (レス) id: 878a08305b (このIDを非表示/違反報告)
だんご(プロフ) - はじめまして、こんばんは。お疲れ様でした!このお話凄く好きだったので名残惜しいです( ；∀；)短編集、楽しみにしています!頑張ってくださいヽ(^o^)丿 (2020年1月26日 1時) (レス) id: 40480d6916 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼羽
| 作成日時：2019年12月24日 0時
